ⰧⰊⰧ Intermiussion/幕間 =狂(きょう)の出来事=平成5年03月19日<ⰧⰊⰧ
★ はとバスの1羽目が出発する(1949年)。 &so、 西宮市の山奥で幼児2人が誤って浄化槽へ落ちて亡くなり、監督不行き届きだとして保育士が殺人鬼扱いされる(1974年)。
★ 大陸の沖合の島々に牛喰らいのタンゴ好きが無断で上陸、ブチ切れた変態紳士が赤道を越えて殴り込みを起こす切っ掛けに(1982年=フォークランド紛争)。尚、嫌がる変態紳士の尻を蹴り上げて送り込んだのはかの“鉄の女”。
★ 1997年- 東電OL殺人事件発生。 2008年- 土浦連続殺傷事件の最初の事件が起こる。 &so、2018年- キタシロサイ最後のオス、スーダンが死去し、絶滅が事実上確定。
本日記載附録(ブログ)
天狗を彷彿する長い鼻―ぽんぽこりんの太鼓腹-川に飛び込む豪快なダイビング
姿も行動もユニークなテングザルを、ボルネオ島で3500時間以上も観察
次々と新たな発見と仮説を生み出し、従来の常識を覆すような研究成果は多岐に渡る
【この企画はWebナショジオ】を基調に編纂(文責 & イラスト・資料編纂=涯 如水)
自らの足でジャングルに分け入り、より近くで長期間観察するというフィールドワーク
松田一希(03) ◇◆ 第1回 野生のテングザルの研究フィールドに行ってみた! =3/3= ◆◇
そもそも、このフェノロジー調査のために、松田さんは、テングザルが住む森に、川辺からほぼ直行する形で、森の奥に向けて500メートル、16本ものトレイル(道)を作るところから始めた。それが、フィールド活動の最初の一手だったのである。
「森の中の環境がどうなっていて、それと連動してサルがどう動いてるか調べたかったんです。それで、2005年1月から、毎日毎日、森に入って山刀で道を切り開いて行きました。3人ぐらい現地の人を雇って、最初に僕がコンパス持って『こっちだ』っていうのを指示していく。その後ろから簡単に道を切る人が1人ついてきて、さらに後ろから道をきれいにしていく人が2人ゆっくりと進んでくる。で、川から500メートルまで行ったら、今度は僕らはその地点から川に向かって道をきれいにしていって、後から来た2人と出会ったところで終わりというふうに。手は豆だらけになりました」
そして、トレイルができると、今度は、そこにある植物のリストを作ることになる。
「できあがったトレイルの両側3メートルの幅で胸高直径が10センチ以上の木と、5センチ以上のツルを全部タグ付けして、その後、森林局の人を呼んで、1本ずつ同定してもらったんです。ですから、本格的に調査をはじめる前に、やっぱり2カ月ぐらいはその下準備にかかったんですね」
今も、そのトレイルはしっかりと維持されていて、1カ月に一度のフェノロジー調査も継続されている。松田さんがいない時は、助手が調査できるまでになっている。
松田さんは、そのうち2本のトレイルにぼくを導いてくれた。1本は500メートルのフルサイズのもの。もう1本は、半分ほどの距離でアブラヤシのプランテーションにぶつかってしまうもの。後者は、一見、広大に見える近辺の森が、ボルネオの一大産業であるプランテーションで断片化していることを示す好例だが、やはり強く印象に残っているのは、500メートルのフルサイズのトレイルの方だ。
ボートからトレイルの入り口にあがり、そこから歩くわけだが、たしかに増水期ではない時期(ぼくが訪れたのは8月)、足下が悪いわけでもなく、それほど苦労せずに歩けた。
松田さんは勝手知ったる様子で進み、木々につけてあるタグを示した。タグをつけた木はフェノロジー調査で継続観察しているものだ。前述の通り、全トレイルで2000本以上にもなる。それらの開花、結実、葉の様子を、毎月1度調べ続ける凄みをあらためて考えてほしい。
「これは、○○の木で、こっちは○○で──」
耳では聞き取れても、おぼえきれないほど多様な樹木を、松田さんは指し示してくれた。
「この木の樹皮、カツオブシみたいですけど、テングザルが食べるんですよ。で、こっち、そっくりでしょう? 見た目はすごく似てるのに、こっちは食べないんですよね。あ、この実は、わりとよく食べるものですね」とひとつひとつ教えてもらっても、記憶が追いつかない。
名前はおぼえられずとも、原始的原初的な興味として、ぼくは、テングザルが食べるものは、樹皮であれ、木の実であれ、葉であれ、教えてもらったものはすべて口に入れてみた。渋くて人間の食用には適さないものがほとんどだったが、中には地元の人が料理に使うというものもあり、その時ばかりは同じ霊長類としての親しみも感じたのだった。
次回は“第2回 でか鼻でか腹テングザルの意外な生態”に続く
…… …… 参考資料: 松田一希はテングザルを愛している霊長類学者!(2/2) …… ……
=松田一希(テングザル研究者)___【情熱大陸】より=
【テングザルの研究とは】
松田一希さんの現在は、テングザルについて研究家として知られるほどになります。
まず霊長類とは、霊長目に属するほ乳類動物をまとめて総称されます。だから人間も、霊長類の分類に入るわけです。さらに霊長類は原猿亜目と、真猿亜目とに分類されます。
原猿亜目とはキツネザルやロリス、ツバイなどが代表的になります。もう1つの真猿亜目とはサルや類人猿、さらに人間も含まれます。
このなかでも霊長類学者として、松田一希さんが研究するのがテングザルということです。テングザルといえばごく一般的に、ぼんやりと外見などの特徴が思い浮かぶほど、個性的な霊長類になります。鼻が垂れ下がるほどに長く、その外見をそのまま現すように、テングザルと称されるようになった理由です。
松田一希さんが霊長類のなかでも、テングザルを研究しようとした理由とは、見た目からして個性的すぎてユニークな存在ですが、あまり生態を知られてない謎のまま。
それが松田一希さんの探求心を刺激したらしく、そもそも研究者そのものまでが少ないようです。しかもテングザルはマレーシアのボルネオ島にだけ生息するので、その野生の実態を、すでに11年にわたり研究を続けています。
その徹底した研究から発表される松田一希さんの論文は高く評価され、11年に日本霊長学会「高島賞」をはじめ、今年は日本生態学会「宮地賞」を受賞しています。
テングザルを通じて、同じ霊長類の人間についても知ることになると、松田一希さんの論文とは世界的な注目を集める研究になります。
松田一希さんは嫁(妻)に頭が上がらない
松田一希さんが初めてマレーシアに訪れた時の事です。交際中の彼女が付いて来てくれたみたい。テングザルの研究は田舎住まいになるそうです。
水浴びも出来るか分からないという事で、髪まで切ったそうですよ。また電気がない所でヘッドライトの明かりで朝食も作ってくれたみたいです。更に植物を採取したら写真撮影をしてくれたとか。
そのバックアップにより松田一希さんは、13ヶ月3500時間超の観察を達成しました。彼女というだけなのにスゴイですよね。
普通なら日本で待つか別れてますよね。帰国後もデータ入力を手伝ってくれたそうです。しかも昼間は仕事をしながらだったとか。
優しい彼女ですよね。その彼女と2010年に結婚しています。別れてたらバチが当たりますよね(笑)かなり助けられたので松田一希さんは、嫁に頭が上がらないそうです。
2014年時点でお子さんもいてます。子供に会いたい松田一希さんですが、しっかり調査してこいと言われるそうです。家の事は任せてイイって事ですよね。夫を支える素敵な嫁ですよね。残念ながら画像はありませんでした。
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=Big and small Proboscis monkey's meal time=
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=上記本文中、変色文字(下線付き)のクリックにてウイキペディア解説表示=
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