ⰧⰊⰧ Intermiussion/幕間 =狂(きょう)の出来事=平成5年02月11日<ⰧⰊⰧ
☆★ 本日は、国民の祝日に関する法律第2条に「建国をしのび、国を愛する心を養う」と規定された建国記念の日です。建国記念日ではなくて、建国記念の日です。大事なことなので2回言いました!!!?。☆★ 建国記念の日で疑問を呈された三笠宮崇仁親王に対し、国を憂いた右翼が自邸に押しかけてお叱り申し上げた(1954年)。= 3人の兄たち(昭和天皇、秩父宮雍仁親王、高松宮宣仁親王)とは年齢も離れた四男であり、皇位継承の可能性が低かったことから、かなり自由な立場で行動する親王への鉄拳=☆★ 東側の鉄のカーテンに対抗し、イギリス保守党が鉄の女をボスにする(1975年)。
本日記載附録(ブログ)
「やればやるほど難しい」と頭を抱えて“宇宙エレベーター”開発に挑む民間企業のプロジェクト・リーダー
宇宙へ行く方法といえばロケット。だが、ずっとコストのかからない方法が何かあるはず
民間企業ながら専門のプロジェクトチームを立ち上げ、宇宙へ階をかけ始め、登り初めた……
【この企画はWebナショジオ】を基調に編纂(文責 & イラスト・資料編纂=涯 如水)
研究者から「一番現実味がある構想」と評価される構想を建設会社(大林組)が行なう!!
石川洋二(02) ◇◆ 第1回 宇宙エレベーターはいつできる? =2/3= ◆◇
宇宙エレベーターは、宇宙ロケットではなく、むしろ宇宙へ行く鉄道。昇っていくと次第に地球の重力圏から離れていくわけだが、石川さんたちの構想では、ちょうど火星の重力に等しくなる高度3900キロのところに火星重力センター、月の重力に等しくなる高度8900キロのところ月重力センターがあって、火星環境、月環境に似せた環境での実験などが行えるようになっている。
高度2万3750キロメートルのポイントには、低軌道衛星投入ゲートを設置し、下の軌道に「落とす」要領で、さまざまな低軌道に人工衛星を投入できる。低軌道とはその呼び名の通り、地球を周回する軌道の中で高度が低いもので、だいたい300キロメートルから千数百キロメートルくらいの高さのものを指すようだ。
さらに高度3万6000キロメートルまで上がれば、そこは静止軌道ステーションだ。その高度では、地球の自転の角速度と、人工衛星の角速度がちょうど同じになるため、地上から見ると1点に留まっているように見える。だから静止軌道という。天気予報などに活用される静止衛星はここに置く。
さらにさらに昇って、高度5万7000キロメートルで火星連絡ゲート、終端点の高度9万6000キロメートルで木星・小惑星へのゲートと、高度を稼いだ分、地球の自転による速度が増し(同じ角速度なら、地球の中心からの距離に比例し速度は増す)、より「遠く」へと飛び立つのが簡単になる。
「なぜ宇宙エレベーターで宇宙に行くのか。今だってロケットがあるじゃないかということになりますが、ロケットだと燃料をたくさん使うので、それが今、宇宙開発のネックになっているんです。例えば1キログラムの物を運ぶのに100万円ぐらいする。1トンで10億円。宇宙エレベーターを使うと、それが100分の1ぐらいになる。1トンで1000万円ぐらいなんですね。また、ロケットではいろんな制約があって、余り大きなものを宇宙に持っていけなかったんですけど、宇宙エレベーターなら何10トンのものも持ち上げられます。物も人も割と頻繁に簡単に行けるようになるんです。観光で宇宙に行きたい人も、数百万円、豪華客船で世界1周するくらいの感覚で地上3万6000キロメートルの静止軌道に行けるはずです」
今の時点でも「宇宙飛行」のサービスを提供しようとしている民間企業が複数あるが、1000万円前後くらいの価格で、100キロくらいの高さまで飛ぶサブオービタル飛行(地球を周回しないで降りてくる)を数分間楽しめる、というものだ。宇宙エレベーターを使えば、もっと安く、もっと期間も長く、高度3万6000キロメートルの静止軌道での滞在を楽しめるというのである。
なかなか夢のある話ではないだろうか。
では、建設会社の中に、宇宙エレベーター・プロジェクトチームがあるというのは、どういうことか。はたして、東京スカイツリーを作るのと同じように、現実的な設計や施工の仕方の見込みがついたということなのだろうか。
石川さんは、「宇宙エレベーターは、今すぐできるというわけではないんです」とまず最初にその点には釘を刺した。
「でも、現在の技術の延長線上で可能だとは考えていて、わたしたちの検討では2050年の実現を想定しています。ことの発端は、東京スカイツリーが完成して、世界一高い自立電波塔ができたと。なら、それを超えるタワーを建設会社なりに考えてみよう。それなら、宇宙エレベーターはどうかというのがきっかけだったんです」
建設会社が、自社の叡智を結集して、SFめいた構想を描き提案する、ということはよくある。あるいは、よくあった、というべきか。他の建設会社と同様に、大林組も1980年代後半から90年代にかけて、月面基地、火星基地、ラグランジュポイントの利用(スペースコロニーなど)といった構想を次々と発表した時期があった。一時それが途絶えた理由は、景気の失速が大きいのではないか。また、現在の技術では、月や火星に行くコストが思いのほか高いということが世界的に分かってきたこともあるだろう。今、宇宙エレベーターを取りあげるのは、景気の回復というよりも、より地上に近く、実現の可能性も見えてきたこと、月や火星に行くコストを格段に下げる手段であること、といった複合的な背景があるようだ。
・・・・・・明日に続く
…… 参考資料: 地球と宇宙をつなぐ「宇宙エレベーター」の実現へ!(2/6) ……
―国との連携もあるわけですね。それぞれどのようなプロジェクトでしょうか。
渕田氏 レゴリスで建材を作るプロジェクトでは、マイクロ波加熱という技術でレゴリスからブロック型の建設材料を製造する技術をJAXAと共同で開発しました。。マイクロ波を照射してレゴリスを1000℃に加熱し、加熱の度合いによって隙間のあるレンガのような焼結物や、隙間のないガラスのような溶融物など、様々な材料に作り分け、建設時の用途によって使い分けることができます。このマイクロ波加熱の技術では水や添加物を用いずに建材を作れるわけですが、これは資源が限られている月面での開発に適しています。一方、火星の環境を想定して開発しているコールドプレスによる圧縮固化物の製造技術では、砂に粘土鉱物と水を混ぜて常温のまま圧力をかけて建材を製造します。火星では月と違い、水や粘土質の鉱物が比較的容易に得られる見込みがあるので、火星の環境に適した技術ということで開発しています。展開構造の開発は、地球から持っていくモノを小さくするための技術です。最初は、現地で電力を調達するための太陽光発電タワーの開発から取り掛かっています。
―建設会社は土に強いというわけですね。
石川氏 これまでの宇宙開発は軌道上での技術でしたから私たちはあまり関係ありませんでしたが、月や火星となると重力と地面があり、この領域は建設会社が力を発揮する領域です。
―月面レゴリスと地球の土はどのように違うのでしょうか。
渕田氏 レゴリスは岩石を細かく砕いたようなものです。これに似たものは地球にもあり、アポロが持ち帰ったレゴリスは富士山のふもとにある玄武岩と似ているとされています。これを素に粒度を調整してレゴリスを再現し、実験に用いています。地球の多く存在する砂粒は水で洗われて角が取れていますが、レゴリスは粒がギザギザしており、扱いが少し難しいですね。
―経済産業省や農林水産省のプロジェクトはどのようなものですか?
川上氏 経済産業省の水素ワーキングでは、月面上での水素供給プラントの建設を検討しています。電力ワーキングでは、月面上に作る太陽光発電の検討を行っています。農林水産省のプロジェクトは、月面で農業を行うというもので、レゴリスから建材ではなく栽培用の土壌を作り、植物を栽培するというものです。そして、閉鎖環境では植物が二酸化炭素を酸素に変えるという機能が生命維持の循環システム構築に役立ちますから、こうしたシステム全体を設計する取り組みを行っています。
―月面のレゴリスで、どのように植物を育てるのでしょうか。
川上氏 レゴリスのままでは土壌に適さないので、マイクロ波等で加熱して焼結物を作り、それを土壌として用います。そしてそれ自体に養分はありませんから、化学肥料を地球から運んだり宇宙で製造したりして調達する必要がありますが、現在開発している技術は、宇宙での人間生活の中で排出される糞尿や食物の余りを循環利用するというものです。
・・・・・・明日③に続く
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=宇宙旅行は気軽にできるか?軌道エレベーターのしくみと可能性【日本科学情報】=
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