ⰧⰊⰧ Intermiussion/幕間 =狂(きょう)の出来事=平成5年02月07日<ⰧⰊⰧ
☆★ 太平洋戦争が終わって7年経つのに、B29が埼玉県の片田舎で墜落し住民も犠牲に(1952年)。パイロットは今日は“北方領土の日”と対ソ戦術を練っていたのであろうか?☆★ 竹下登が目白の御隠居に無断で勉強会を結成(1984年)。これでブチ切れた御隠居は翌年早々脳梗塞でブッ倒れる。☆★ 長野冬季オリンピックが開会(1998年)。これ以降日本では総合スポーツイベントの誘致に失敗し続け、東日本大震災を奇貨としてやっと東京オリンピックを誘致できたのが15年後だった。お判りかなご同行・・・・。
本日記載附録(ブログ)
「自らロボットを作り、さらにそれを無限に改良していくロボット」の研究論文で脚光
レントゲン、アインシュタインなどが学んだチューリッヒ大学・バイオロボティクス研究室ディレクター
「生物にアイデアを得たロボット」を研究している飯田史也教授
【この企画はWebナショジオ】を基調に編纂(文責 & イラスト・資料編纂=涯 如水)
若いうちに違う見方をしたい、と “ロボット大国”日本をあえて飛び出した
飯田史也(12) ◇◆ 第6回 自ら3Dプリンタを操り成長する究極のロボット =1/2= ◆◇
今、飯田さんの研究室で取り組んでいる萌芽的な研究について。
それは、自ら成長できるロボット、だ。
自己組織化の研究などというと、かなり前から語られ続けていて、どちらかというとコンピュータ・サイエンスの話かと思うのだが、飯田さんが試みているのは、リアルに自らの体を変化させ、成長するロボットだ。
「我々がつくってきたロボットって、今のところ、ほとんど役に立たない(笑)。本物の生物は、馬とか犬とか、役に立つものがたくさんいるのに、ロボットは何で役に立たないのかといろいろ考えていくと、やっぱり体の構造をどんどん変えて、積み上げていって、上質なものができるようになっていかなければと思いまして。ロボットが自分で形を変えていけるようなメカニズムの研究として始めています。今のところ、材料の研究になってくるんですけど」
飯田さんが見せてくださったのは、イモムシのようなロボット本体が、本体とは違う塊を、自分にくっつけたり、切り離したりする様子だった。
「特殊なポリマー、サーモプラスチックアドヒーシブ(Thermoplastic Adhesive)といいまして、熱によってくっついたりくっつかなかったり、硬さが変わったりする性質があるんです。これ一番最初のプロトタイプなんですけど、アルミの部分に熱をコントロールするための機械がついていて、ロボットが自分で物を拾ってくっつけたり切り離したりできるんです。さらに最近では、高精度の3Dプリンタをロボット自身がつかって、実際にものを組み立てられるようにしたり、というのをやっています」
動画資料-5- 自ら成長するロボットのプロトタイプ https://youtu.be/D7YhRVL8D90
まさに、世の中3Dプリンティング流行りである。
「まあ流行に乗ろうとやってきたわけじゃなくて、たまたま流れがシンクロしましたね。やっぱり体が重要であるということと相まって、ロボットはどうやって自分で体をつくっていくのかというのは、次の大きなチャレンジですから。もちろん話としては全然新しくも何ともなくて、もう何10年も前から、どうやったらロボットは自分の体をつくっていけるんだろうとを研究されてはいるんです。今おもしろくなってきたのは、やっぱりロボットの技術が随分成熟して、こういうものが簡単にできるようになってきたことです」
さらに飯田さんの研究室では、様々なアプローチの研究を他にも進めている。
伺ったいくつかを簡単に素描しておこう。
「──3Dプリンタも含めてなんですけども、ほとんどの機械って、自分より小さなものはつくれても、大きなものはつくれないんですね。そういうものを今、どうやってやるかっていうのをいろいろ研究しています。おもしろいのは、クモのロボット。クモみたいに糸を出して天井からゴーッと降りてこれるようなものを、クモの研究者と一緒に作っていて、これもまず材料の研究からということになります」
「──脳は重要じゃないとは言いつつも、重要な器官であるのは確かなので、やらないわけにもいかなくて。今までの考え方だと、脳が体をコントロールしているわけですが、逆に体が脳をコントロールしている部分を見せたい。もし、こんな体があったらどんな脳になるのかみたいなことをやっています。コンピュータ・シミュレーションで、感覚器官とか筋肉とか骨格とかをすべて再構築して、部分的に非生物的なところを入れていくわけです。そうするとロボットみたいになってきますよね。それで、生物モデルのこの部分をどう変えると、脳がどういうふうに変わってくるのか、学習のメカニズムも含めて研究してるんですね」
・・・・・・明日に続く
…… 参考資料: ケンブリッジ大学・飯田史也准教授インタビュー(後編/その壱) ……
ケンブリッジ大学・飯田文也准教授インタビュー(後編)「イギリスのAI事情」
このたびイギリス・ケンブリッジ大学工学部でバイオインスパイアード(生物に触発された・生物規範型)ロボティクス研究室を主宰する飯田史也准教授にインタビューを行いました。今回はその後編です。
前編は、飯田准教授が取り組んでいる農業AI研究について伺いました。後編はイギリスにおけるAIの取り組み、大学と産業界の関係、イギリスの学生の就職事情ついてお聞きします。
飯田准教授が取り組んでいる農業AI研究について伺いました。後編はイギリスにおけるAIの取り組み、大学と産業界の関係、イギリスの学生の就職事情ついてお聞きします。
イギリスにおけるAIの取り組み
−−ブレクジットが話題となっていますが、農業AIのみならずAI業界とも関係はあるでしょうか?民間企業や政府の取り組みとして、イギリスならではの特色のある事業や、雰囲気はあるでしょうか?
AIは国の8つのプロジェクトとのひとつとして挙げられていて、ものすごい予算もついて、人材的な配置もすごく積極的に行っています。国を挙げた研究所も数年前に設立され、その研究所を中心に色々なところへ動いています。
8つのプロジェクト
・ビッグデータとエネルギー効率の高いコンピューティング / ・衛星や宇宙の商業利用 / ・ロボット工学と自律システム / ・合成生物学 / ・再生医療 / ・農業科学 / ・先端材料・ナノテクノロジー / ・エネルギーとその貯蔵
AIを使っている大企業、グーグル、マイクロソフト、アマゾンなどそういったところがイギリスにたくさん本拠地を持っているので、そういう意味では全方向を使っているといっても良いかもしれません。
−−その意味では、AIへの取り組みは進んでいるのでしょうか?それとも追いつけ追い越せという感じでしょうか?
AIの取り組みに関してはアメリカと競うくらい頑張っていて、とくに基礎技術・理論に関してはかなり進んでいるほうだと思います。イギリス自体は国の大きさが日本の半分くらいしかないので、できることは限られていますが、理論の分野では最先端だと認識しています。
大学と産業界
−−大学と産業界は協力関係が強いですか?
大学と産業界の協力は非常に多いと思います。私自身は日本とスイスとアメリカと色々な国を見てきましたが、その中でも産学連携の話は非常にうまくいっています。
たとえば国から出てくる研究予算の比率だけをとっても、産業界との連携に向けた研究予算のほうが基礎研究などと比べてもとても割合が大きいので、その点は評価できると思います。
・・・・・・明日に続く
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