ⰧⰊⰧ Intermiussion/幕間 =狂(きょう)の出来事=平成5年01月12日<ⰧⰊⰧ
☆★ 桜島が出るものを出し過ぎた挙句、島ですらなくなることに(1914年=桜島の大正大噴火)。 oHH!! 今日はスキーの日。オーストリア陸軍のレルヒ少佐による、日本初のスキー指導(1911年)があったと言う。☆★ 日経平均株価が上がりもせず下がりもせず前日比そのまんまだった世にも珍しい日(1989年)。 この特異な現象は、日本医師会が前年(1988年)に今日、生態の臓器移植を認めると資本主義に屈服したことで起きるであろうと噂されていた。☆★ アメリカ合衆国はイリノイ州にてHAL 9000が完成するも、人命に関わる重大なバグが見過ごされてえらいことに(1997年)。お判りかなお立合い・・・・。
本日記載附録(ブログ)
小惑星イトカワのサンプルを地球に持ち帰った「はやぶさ」
太陽系の形成や進化の謎を探るため、「はやぶさ2」の開発がいま急ピッチで進行中だ
探査機に搭載する観測機器のスペシャリスト、岡田達明教授……
【この企画はWebナショジオ】を基調に編纂(文責 & イラスト・資料編纂=涯 如水)
=太陽系の進化の謎を探るため、探査機に搭載する観測機器のスペシャリスト=
岡田達明(07/mn) ◇◆ 第3回 太陽系の初期の情報を求めてイトカワへ=2/3= ◆◇
さて「はやぶさ」が小惑星イトカワに接近して実際に観測をしたのは2005年で、期間は3カ月ほどだ。
「小惑星に到着するときに、距離20キロメートルのところで一たん止まるんですね。それをもって到達といっています」
レーザーで距離をきちんと測定し、カメラで小惑星の形、大きさを認識できる状態になって、さらに探査機自身の位置、小惑星との相対位置をコントロールできて、やっと「到達」といえるそうだ。そして、その20キロのところからまずリモートセンシングの観測を開始する。岡田さんのX線分光計はここで登場する。
観測の焦点は──
「興味があったのは、イトカワのような小惑星が始原的なものかどうかです。太陽系の初期の頃の物質に近いのかどうか。岩石のように様々な物質でできているものの場合、熱を受けた時に溶けやすい成分とそうでない成分があります。だから、熱による変成をうけると、表面から溶けやすい成分だけが失われて、組成が変わってしまうんです。観測してみたところ、結論としては、イトカワの主要元素の組成が、始原的なコンドライト隕石(※)と同様であり、大きな変化があったわけではないとわかりました。イトカワのような小惑星が非常に始原的で、太陽系ができた頃からあまり変わらずに、昔の情報を持っている天体だと分かったわけです」
なお地球にせよ火星にせよ、大きく成長した天体は、内部で熱が発生し、必ず熱変成を受けている。我々が直接見ることができるものとして、火山活動を考えるだけでも明らかだろう。だから太陽系の初期の状態を知るにはむずかしい。地球そのものを見る研究者がまず解明しようとするのは、地球誕以降の歴史だろう。そして、太陽系の初期については小惑星が注目されるのである。
とにかく太陽系が出来た頃を知るための情報が詰まっている! 小惑星が今後の探査対象としてきわめて魅力的な存在だと示したことになる。また、今でこそ、「はやぶさ」はサンプルリターンが成功したことが注目されているが、もしも、サンプル採取に失敗したら、あるいは地球に戻ってこられなかったら、こういったリモートセンシングのデータが「はやぶさ」による小惑星イトカワ観測の成果のほぼ「すべて」になったであろうことも留意。
そこで横道にちょっとそれるが、観測に成功した時のことを聞いてみた。失敗できない観測を、見事に成功させ、さぞかし興奮したであろう。ミッションコントロールルームで、次々に観測データが流れ込んでくるのを確認し、研究スタッフが握手したり、拍手したり、抱き合ったり、といった劇的なシーンがあったのではないか、と。
・・・・・・明日に続く
…… 参考資料: イトカワ (2/7) ……
MUSES-Cの目標天体となる
1998 SF36がMUSES-Cの第3の目標天体として浮上する中で難題が持ち上がった。既にMUSES-Cの製作はかなり進行しており、推進剤タンクの製作も終了していた。MUSES-Cの目標天体であった1989 MLは1998 SF36と比べて到達に必要なエネルギー量が低く、1989 ML用に完成していたMUSES-Cの推進剤タンクの能力では1998 SF36に到達することが不可能であった。
MUSES-Cが1998 SF36に到達することが可能な手法について検討を進めていく中で、EDVEGA(Electric Delta-V Earth Gravity Assist)と命名されることになる、イオンエンジンと地球スイングバイを組み合わせた新たな軌道技法が編み出された。
スイングバイは探査機を天体に会合させ、その天体の引力を用いて探査機の進行方向の変換を行うとともに、天体の公転運動を利用して探査機の加速、減速を行う技法であるが、EDVEGAでは比推力が大きく、長時間をかけた加速に優れた能力を発揮するイオンエンジンを、探査機の軌道離心率を大きくするように噴射して軌道変更を行い、地球との軌道離心率の差という形でエネルギーを蓄え、地球との再会合時の経路角差によって生じる地球との相対速度からエネルギーを取り出す軌道技法である。
MUSES-CはEDVEGAを用いることにより、探査機重量に換算して25-30キログラムの軽量化がなされた形となり、1998 SF36へ向かうことが可能となった。またEDVEGAを用いた軌道計画には他にも優れた点があった。まず太陽電池を用いて電力供給を行うMUSES-Cにとって、地球軌道近辺でイオンエンジンを駆動させながら軌道変更を行うことは、安定した電力供給を受けながらイオンエンジンを駆動せることが可能であるため都合が良かった。そしてMUSES-Cの打ち上げは2002年11月から12月以外に2003年5月にもチャンスがあり、打ち上げ機会の複数化というメリットがあった。また打ち上げた地球へいったん戻ってくる特異軌道と呼ばれる軌道を取るため、地球脱出の速度が多少ずれても地球スイングバイの実施が可能である利点もあった。こうして2000年7月の宇宙開発委員会で、MUSES-Cは第三の候補である1998 SF36を目指すことが決定された。
・・・・・・明日に続く
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=M-3S-3(X線天文衛星「てんま」)1983年打上げ=
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