ⰧⰊⰧ Intermiussion/幕間 =狂(きょう)の出来事=平成4年09月18日<ⰧⰊⰧ
☆★ アフリカ大陸縦断に挑んでいたイギリスの前をフランスが横断し、単なる事故を超える大事に(1898年=ファショダ事件)。☆★「コンゴの今後」をどうするかで東奔西走中だった国連の事務総長ダグ・ハマーショルドが、乗ってた飛行機のパイロットがあれだったが故に現世に政治課題を残したまんま冥土へ飛び立つ(1961年)。☆★ かいわれ大根の日。某百科事典によると数字の8を横にして、その下に1を付けるとかいわれの形に似ている事から設定されたらしい。
本日記載附録(ブログ)
現在ではクロマニョン人を、現世人類と合わせて解剖学的現代人 (AMH) と呼ぶ。ネアンデルタール人を旧人と呼ぶのに対し新人と呼ぶこともある。
ホーレ・フェルスのヴィーナスは2008年にドイツのシェルクリンゲン近郊で発見された後期旧石器時代のヴィーナス小像。初期オーリニャック文化でつくられたと考えられ、年代的にはおよそ3万5千年から4万年ほど前にあたる。
おそらくヨーロッパにかつて分布した新人であるクロマニヨン人の姿である。疑いようもなく旧石器時代では最古の美術品であり、あるいはより一般的な先史時代の造形美術としても最も古い。
【この企画はWebナショジオ】を基調に編纂(文責 & イラスト・資料編纂=涯 如水)
旧石器時代の謎の女性像「ビーナス」、何のために作られた?……
◇◆ 謎の女性像「ビーナス」、儀式の道具それとも玩具か!!? =2/3= ◆◇
19世紀の発見、「ビーナス」の由来
ヨーロッパの学者たちは、19世紀からいわゆるビーナス像の発掘を始めた。1864年にフランスの考古学者、ビブレー侯爵ポール・ユローが、フランスのロージュリー・バス遺跡で高さ約7.5センチの象牙の像を発見したのが始まりだ。
この裸婦像には頭と腕がないが、腰、恥丘、脚がはっきりと彫られている。分析の結果、約1万7000〜1万2000年前に作られたことがわかった。
ユローは、この小さな像を「Vénus impudique」と名付けた。「慎みのないビーナス」という意味だが、これは「Vénus pudica」つまり「慎ましいビーナス」を描いたヨーロッパの美術作品にちなんでいる。例えばボッティチェリの「ビーナスの誕生」は、愛と美の女神であるビーナスの裸体を控えめに表現した作品として有名だ。
一方、ロージュリー・バスの女性像や、それ以降に発見された多くの像は、体を隠すのではなく、むしろ見せている。ユローの命名は当時の考古学者の間で広がり、やがてこれらの旧石器時代の彫像はまとめて「ビーナス」と呼ばれるようになった。
1894年に発見された「ブラッサンプイのビーナス」は、人の顔を表現したものとしては世界最古と考えられている。約2万5000年前に作られ、小さな眉や鼻が丁寧に彫られている。頭に刻まれた線の模様から、「頭巾をかぶった女性」とも呼ばれる。装飾模様のある頭巾と解釈する学者もいるが、単に髪を表していると考える学者もいる。
「ブラッサンプイのビーナス」は2.5センチ強の小さな破片で、マンモスの牙から彫られたより大きな像の一部だったと考えられている。フランスの考古学者エドゥアール・ピエットが1890年代にフランス南西部の洞窟で発見した。
最も象徴的な女性像は、オーストリアのドナウ渓谷で発見された「ウィレンドルフのビーナス」だろう。1908年に発見された場所にちなんで名付けられ、石灰岩製で高さ10センチ強だ。像の頭部を取り囲む帯がいくつも彫られているが、これは髪の毛か、あるいは帽子かもしれない。大きな乳房、突き出た腹、丸みを帯びた尻、先が細くなった脚が特徴だ。
1900年代の研究者たちは、身体的特徴が強調された表現から、これは愛と美を体現した豊穣の女神に違いないと考えた。だがその後、ローマ時代のビーナスと同じような機能を「ウィレンドルフのビーナス」の題材がもっていたと裏付ける証拠は何かという議論が起こり、この考え方は批判を受けることになった。
・・・・・明日に続く・・・
⨁⨂参考資料: ホーレ・フェルスのヴィーナス ⨂⨁
ホーレ・フェルスのヴィーナス (Venus vom Hohlen Fels, vom Hohle Fels)は2008年にドイツのシェルクリンゲン近郊で発見された後期旧石器時代のヴィーナス小像。
この時代はじめの初期オーリニャック文化でつくられたと考えられ、年代的にはおよそ3万5千年から4万年ほど前にあたる。描かれているのはおそらくヨーロッパにかつて分布した新人であるクロマニヨン人の姿である。
疑いようもなく旧石器時代では最古の美術品であり、あるいはより一般的な先史時代の造形美術としても最も古い。テュービンゲン大学では2011年の段階でもこの小像の調査が続いているが、いずれこの地域から出土した他の発掘品もふくめてシュヴァーベンに新たに建設予定の博物館におさめられる予定である。
背景
シュヴェービッシェ・アルプ一帯にはマンモス象の牙等でつくられた後期旧石器時代の人工遺物が発見された洞窟が複数存在し、現在まで25程度の事例が報告されている。
ホーレンシュタインのシュターデル洞窟でみつかった獅子頭の像や、3万5千年前のものとされるホーレ・フェルス洞窟の象牙でできたフルートなどがそれにあたる。
テュービンゲン大学のニコラス・コナードの調査隊がヴィーナス像が見つかった地点から70cmのところでハゲワシの骨でできたフルートを発見しているほか、同じ地層から他にも火打ち石の破片や、加工や彫刻された骨などの人工遺物も発見されている。材料は象牙だけでなく、ターパンや ホラアナグマ、マンモス象、アイベックスの骨が使われている。
造形美術や楽器の製作をはじめとした3万年から4万年前のヒトの現代的行動の例が集中的に見つかっている地域は世界でも珍しく、シュヴェービッシェ・アルプでオーリニャック文化を営んでいた人間たちは、美術や音楽だけでなく早いうちから宗教も持っていた可能性があるとコナード(Nicholas Conard)は推測している。
ホーレ・フェルスのヴィーナスの発見は先史時代の彫刻の年代を更新したが、知られる限りではおそらく最古の造形美術でもあり、オーリニャック文化で培われた他の美術品よりも数千年は時代を遡る。
発見
2008年9月、ドイツ南西のバーデン=ヴュルテンベルク州ウルムから西に15kmほど行ったところにあるシェルクリンゲンのホーレ・フェルス(Hohle Fels)と呼ばれる洞窟の入り口から20mほど進んだ地下3mのところでヴィーナス像は発見された。
調査団のリーダーであるテュービンゲン大学の考古学者ニコラス・コナードは自分たちの発見をネイチャー誌に報告しているが、放射性炭素年代測定による3万2000年前という結果を踏まえ、過去の例と照らし合わせると3万年以上の年代では炭素年代測定は不正確になることから、このヴィーナス像は3万5千年以前のものである可能性が高いと結論づけた。
ウーリーマンモスの牙に彫られたホーレ・フェルスのヴィーナス像は破砕して断片化しているが、2008年に見つかったのはそのうちの6ヶで左腕と肩は失われたままである。頭の位置にはおそらく「少なくとも数十時間はかけて彫られた」 輪の形をした突起があり、ここにひもを通してペンダントとして用いたと思われる。
折り曲げた腕や指など細部まで彫ろうとする意識もみられるほか、腹部に何本もはいった平行な線は衣服を表現しているとみられる。また胸や腰などが非常に大きく描かれ、女性性が「異様なまでに誇張されて」いることから多産を象徴するものであった可能性がある。
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=Art History Abbreviated: Woman of Willendorf=
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