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Channel: 【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》
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グッスリ眠れるか!!?話そう_学究達=270= /三島和夫(08/mn)

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睡眠はとても日常的な「行動」だ。誰だって毎日眠る。

当たり前の睡眠なのに、日本人の5人に1人が問題を抱えている

何が問題なのか。どうすればぐっすり眠れるのか ??⁈

その答えを国立精神・神経医療研究センター三島和夫が明かす

【この企画はWebナショジオ_【研究室】「研究室」に行ってみた】 を基調に編纂

(文=川端裕人/写真=藤谷清美 & イラスト・s資料編纂=涯 如水)

◇◆ 三島和夫(08) /  第3回 理想は8時間睡眠もウソだった!=2/2= ◆◇

よく金縛りになる人がいると思うのだが、あれはレム睡眠の状態だそうだ。レム睡眠の時、頭は結構活発で夢を見やすい。しかし、夢の通りに動いたら大変なので、首から下が動かないようにスイッチがオフになっている。我々の体は、筋肉の収縮で熱を発生させているので、筋肉を緊張させている限りたくさん食べてエネルギーを得なければならない。我々の先祖にとって、食料危機を乗り切る一番いい方法は、とにかく体を弛緩させて、外敵に見つからないようにじっとしていることだったのだろう……というのがレム睡眠の起源ではないかとのこと。人間にとって(もちろん他の動物にとっても)、積極的な適応行動なのだ。

 さて、ノンレム睡眠とレム睡眠の移り変わりのパターンを見ると、レム睡眠はたしかに90分くらいごとに現れるので、その2回目を終えたあたりでちょうど3時間となる。その間、ノンレム睡眠はかなり深い状態が続く(ステージ3やステージ4)。3時間の短時間睡眠で済む人は、ここで効率よく頭も体も休められるのと想像する。もちろん、ほとんどの人は「それ以上」が必要なわけだが。

「燃費の悪い動物ほど長く寝なければならないわけですが、我々人間の中でもそれに近いことがあります。たくさんごはんを食べて運動していたアスリートが、現役引退した途端に基礎代謝が落ちて、睡眠も短くなる。引退がストレスになって眠れないと感じる人もいるんですけど、そうじゃなくて体がエコ型に移行して以前のような睡眠が必要なくなるんですね。高齢者が最たるもので、赤ちゃんに比べて体重あたりのエネルギー消費量が5分の1ですから。世界中の多数の睡眠研究をまとめたメタ解析のデータでも、8時間以上眠れるのは中学生くらいまで。70代になったら、正味6時間くらいしか眠れないし、眠る必要もないんです」(注:もちろん個々人に必要な睡眠時間は、平均値を中心に長短それぞれの方向に分布している。そのことは常に意識する必要がある)

 さて、ここまでで分かったことを復習。

 睡眠を語るには、体内時計や光の作用で形作られる睡眠のリズムと、必要な睡眠時間を分けて考えなければならない。これにつきる。

 同じ夜12時頃に入眠する人でも、8時間睡眠が必要な人は朝8時まで眠らなければならず、ひょっとしてこの時間の起床では、通勤通学に間に合わないこともあるだろう。その場合は、睡眠不足を蓄積していくことになる。一方、6時間睡眠で済む人は、朝6時には起きて活動できるし、多少、遅寝になったとしても、睡眠不足になるまでにはマージンがある。それはつまり、日中のパフォーマンスが悪くなる前に、立て直せる余裕もある、ということでもある。というわけで、体内時計の周期が長く、長い睡眠を必要とする人は、本当に苦労することになる。

 なお、過度な短時間睡眠は(実は過度な長時間睡眠も)うつ病のリスクを高めるそうだし、不眠にもつながる。眠り、という、ぼくたちにとって日常的な営みは、ひとたび歯車が狂うと、際限なく泥沼にはまるような側面がある。そういうことが誘発されやすい社会環境に、ぼくたちは住んでいる。次回は、不眠症について。 

次回は“第4回 目からウロコの不眠症治療法”に続く

■□参考資料: 睡眠健康講義 =徹夜の空腹対策 (2/2)= □■

さらに、一日の睡眠時間を4時間しか眠らない場合、満腹感の信号を脳に伝え、代謝を高めるレプチンというホルモンが18%も減ってしまったのです。言い換えれば食欲抑制ができなくなり、代謝も低下するのです。
睡眠不足が続くと、これらのホルモン変化のダブルパンチで、こってりしたものが食べたくなるばかりか、代謝が低下し太りやすくなるのです。

だからといって、徹夜のときはなにも食べない方がいいというのではありません。空腹を抑えるようなものを少し口にするのは構いません。深夜に働くときにふさわしい食べ物は、低脂肪のタンパク質、お米、パン、イモ類などの複合炭水化物です。

ラーメンや丼ものは、脂肪が多く消化に時間がかかり眠気を誘いますので控えましょう。(参考に、表に深夜の食事をまとめました。)

長過ぎても問題

 睡眠不足で肥満になるなら、長く寝ていればダイエットになるかというと、そうでもありません。睡眠時間と肥満度を調査した研究では、睡眠時間の短い人は当然のことながら、9時間以上眠っている人たちも肥満度が高かったのです。

もっとも肥満度が低かった睡眠時間は7~8時間でした。肥満だけでなく、血液中の中性脂肪や、悪玉コレステロールの値も7時間前後の睡眠の人が一番低いとの報告もあります。

皆さん!睡眠不足は、肥満の大敵。ゆっくり眠ってスマートダイエットを今晩からいかがでしょうか。

「出典:宮崎総一郎 『全国商工新聞 』2012年8月6日」

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◆ 【科学】理想の睡眠時間って結局何時間なの? ◆

動画のURL: https://youtu.be/2ZM7Ejpwx9A    

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・・・・・・山を彷徨は法悦、その写真を見るは極楽  憂さを忘るる歓天喜地である・・・・・

森のなかえ

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