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Channel: 【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》
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「90億人の食」、食に纏る世界の話題 =008=

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≡ 世界の人口は2050年までに90億人に達し、十分な食料を確保できるのか ≡

= 食材は30%強が捨てられ、今日の食料廃棄量は年におよそ13億トン =

- 地球環境に負担をかけずに、何か改善する方法はないだろうか?-

【この企画はWebナショジオ_2014年4月~2014年12月期、35回記載に追記・補講した】

(文=ミーガン・ヘルツェル(National Geographic Travel)/訳=小野智子 : イラスト/涯 如水)

◇◆  料理ごとに使い分ける多彩なフォーク ◆◇

 ヨーロッパでフォークが日常的に使われるようになったのは17世紀以降のこと。米国では19世紀後半、南北戦争直後の好況期に、1回の食事で使うフォークの数が急増した。エビやイワシ、ロブスター、カキなど、料理に合わせて30種類ものフォークが使い分けられるようになったのだ。

「米国人はフォークに夢中になりました。フォークの数はステータス・シンボルだったのです」と、米クーパー・ヒューイット国立デザイン博物館の学芸員サラ・コフィンは語る。

=上に記載のイラスト、画像左から= 〈写真:REBECCA HALE, NGM STAFF〉

◎ カキ用 : カキの身を殻から外すのに最適な大きさと形をしたフォーク。

◎ 前菜用 : 1930年にデザインされたジョージ・ジェンセン社製のフォーク。

◎ 魚用 : 魚用とサラダ用は似た形が多く、どちらの料理にも使える。

◎ エビ用 : 柄が長いため、深いボウルからエビを突き刺して取り出せる。

◎ 取り分け用 : レモンやピクルス、ハムなど薄く切った食材を取り分けやすい。

◎ イワシ用 : 歯の幅が広いので、魚の切り身を崩さずに口へ運ぶことができる。

◎ ロブスター用 : 独特な形はロブスターの身を殻から引きはがすのに最適。

◎ 前菜用 : 19世紀、米国では魚介類の前菜が好まれたがタコは不評だった。

因みに、フォークといえば……

☆    原義となっている、欧米で伝統的に用いられてきた農業用の熊手(くまで)についてはピッチフォークという。

☆ 食器の一種についてはフォークという。

☆ 拷問具の一種については異端者のフォークという。

☆ 野球で投手が投げる球種のひとつについてはフォークボールという。

☆ チェスの戦略の一種については両取りフォークという。

☆ 輸送機械の一種についてはフォークリフトという。

☆ 人間が整列する際の習慣の一種についてはフォーク並びをという。

☆ 車輪を支持する構造および、その部品に関しては/ 自転車の前輪を支持する構造についてはフロントフォーク_という。/ オートバイの前輪を支持する構造についてはフロントサスペンションという。/ オートバイの後輪を支持する構造のひとつであるスイングフォーク(Swing Fork)についてはリヤサスペンション という。

次節“開発が進む人造肉、地産地消で支持は得られるか”に続く………

◇◆ 木製フォーク スプーン ◆◇

・・・・・・https://youtu.be/d3yeuMCTsf0・・・・・

//////参考資料///////  

   ◎ 参考資料 : フォーク (食器) ◎

上記のように、フォーク(fork)は、先端部が分かれて櫛状になった飲食用・調理用の器具。たいてい3つ又か4つ又になっている。古くは飲食用でも2つ又で、今日でも果物やケーキなどを食べる際のデザート用や、ステーキを焼く際に使う大振りのものでは、2つ又のフォークが見受けられる。

飲食時に食べ物が動かないように突き刺して押さえたり、食べ物を突き刺して口へ運んだりするための食器である。日本語では「突き匙」「肉叉(にくさ)」という訳語があてられる。主に金属製であるが、プラスチック製や竹製のものもある。柄の部分が別部材でできている別柄型のものと一体成型のものとがある。

フランス料理などのテーブルセッティングでは、位置皿(ディナープレート)の左側に、外側からオードブル用フォーク、魚用フォーク、肉用フォークの順に配置する。また、位置皿の上側にデザートフォークを配置する。

スプーンと合体させた食器として、sporkがある。こちらはもっぱら、簡便な食事に便宜的に用いられる簡易食器的な性格が強く、正統なテーブルマナー中には spork を使うものは見られない。 また、調理用のものとして調理用フォークがある。サラダフォークやバーベキューフォークなどがある。

・・・・・ヨーロッパでの広がり

フォークが導入されるまでは、西ヨーロッパではスプーンでスープを飲み、ナイフで肉を切りながら、主に手づかみで食べていた。 初期のフォークは歯が2つしかなかった。単に肉を切るときに切りやすくする道具であり、歯はまっすぐで食べ物に突き刺すにはよかったが、すくって口元に運ぶのには適していなかった。

イタリアでは14世紀にフォークがよく使われるようになった。一般的に使用されるようになるのは、16世紀に礼儀作法の一部となってからである。1600年頃までには商人や上流階級の間でごく一般的に使用されるようになった。

一方、南欧以外のヨーロッパでは、フォークがなかなか浸透しなかった。フランス」には、イタリア出身のカトリーヌ・ド・メディシスが1553年にアンリ2世王に嫁入りした際、イタリア料理人と共に嫁入り道具としてフォークも伝わったといわれる。それまでフランスにはフォークを用いる文化はなかった。

英語の文献に初登場するのは、1611年のトーマス・コライヤットのイタリア紀行文だと見られている。しかし長年にわたって、女々しいイタリア文化への偏愛とみなされていたようである。イギリスで一般人がフォークを使うようになるのは、18世紀に入ってからである。

イエズス会の宣教師であるルイス・フロイスは、著書の『日欧文化比較』の中で、16世紀当時、日本人が箸で食事していた一方で、ヨーロッパ人が手づかみで食事していたことを、記録している。因みに、現代では一般的な弓なり型のフォークは、18世紀中頃にドイツで発明された。そして4本歯のフォークが一般的に使われるようになるのは、19世紀初頭である。

 ・・・・・・新節につづく

 

_ テーブルマナーを覚えましょう _

・・・・・・ https://youtu.be/4f17xg7qNOw ・・・・・・

=上記本文中、変色文字(下線付き)のクリックにてウイキペディア解説表示=

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・・・・・・山を彷徨は法悦、その写真を見るは極楽  憂さを忘るる歓天喜地である・・・・・

森のなかえ

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