◆ 前日起きた強盗殺人事件の容疑者として吉田石松を逮捕、以後50年にわたる日本岩窟王の幕が開ける(1913年)。 ◆ 米国の陰謀ご好意=ガリオア資金=によって、全国の学校で昼食にパンが食べられる様になる(1950年)。 ◆ ポーランドはグダニスクの造船所で俺達は政府の言いなりにはならねぇ!と労働者が連帯(1980年)、彼らの要求は9年後に現実のものとなったが造船所自体は(皮肉も彼らの要求のお陰で)16年後に店仕舞いする破目に。
◎ ◎ 第3回 8000m峰登山中にダンスパーティ!?(2/2) ◎ ◎
- - - ナショジオ・インタビュー 竹内洋岳 / 文=西野淑子/写真=田中良知) - - -
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====日本人初の14座完登者となったのが、プロ登山家の竹内洋岳さん。さまざまな困難を乗り越えて成し遂げた偉業を振り返りつつ、山にかける思いを聞いた。(インタビュー・文=西野淑子/写真=田中良知) =====
――初めてひとりで参加した国際公募隊での登山。どうでしたか?
とにかく楽しかったです。ナンガでは、ラルフは主催者、私たちはお客さん。私たちを楽しませようとしてくれるんですよね。たとえば食事のときはテーブルセットがされて、お花がいけてあったりする。メンバーのバースデーにはケーキを焼いてくれたり、ときにはダンスパーティがあったり。私は日本の体育会系な組織登山しか知らなかったので、そういう登山が楽しくて仕方なかったです。ラルフや他のゲストと別れる時は辛かったですよ。
――その後もラルフさんと山に登るようになったのはなぜですか?
ナンガに登った翌々年、ラルフが誘ってくれたんです。2003年にカンチェンジュンガに行きました。ゲストではなくて仲間としてですね。ガリンダとはこのとき初めて出会いました。
――なぜ誘われたのでしょう。一緒に登ったときの竹内さんがよほど頼もしかったのでしょうか。
いや、本人から聞いたことはないから分かりません。でもラルフとの山行はとても楽しかったし、またこういう登山がしたいと思っていましたから、ゲストではなく「自分の登山」に誘ってもらえたのが、そのときはすごく嬉しかったです。登頂はできなかったのですが、それ以後、毎年のように彼らと一緒に登っています。気が合ったということなのでしょうね。
登頂してもしなくても、次はどこに行こうかと話をしながら帰ってきます。いつも滞在するホテルで打ち上げをしながら、行き先や行程を決め、じゃ、次は何月何日にどこに集合、と。
ラルフとの出会いから、他の仲間に会って、自分の登山がさらに広がっていきました。それはラルフ、ガリンダと出会い、登り続けることができたことに尽きると思います。2001年が自分にとって大きな転機となったことは間違いないですね。
――それまで竹内さんがしていた日本での登山と、ラルフさんたちとの登山はどう違うのですか?
日本の大規模な組織登山では「極地法」という方法がとられていました。 ベースキャンプから山頂に行くのに、通常はいくつかのキャンプ地を経由します。極地法は、ベースキャンプとキャンプ地を何度か往復しながら高度を上げていく方法です。私が1995年や1996年に参加していた日本の大規模な組織登山は人数も多くて、酸素ボンベもたくさん使って、荷物だけでもかなりの量になりましたから、荷揚げのために5回も6回も往復しなくてはなりませんでした。
8000m峰は山麓の1/3の空気しかありません。そのため、その環境に体を適応させる高度順応が必要になります。往復することが荷揚げと高度順応を兼ねているのです。 一方で、私たちが今しているのは極地法であることには変わりがないのですが、酸素は使いませんし、荷物も最低限しか持って行きません。
ベースキャンプからC1(1つめのキャンプ地)を往復するのではなく、C1に着いたらそこで泊まってしまう。このときは順化をしていないからかなり苦しくて、夜もほとんど眠れません。ときには吐いたり、頭痛に悩まされながら、一晩なんとか、無理矢理やり過ごします。1晩泊まったらベースキャンプに下りて数日レストして、再びC1に行く。そうすると今度は順化ができているから前回あんなにゲエゲエ吐いて苦しかったC1で苦しくないんです。
xそしてC2に行き、またゲエゲエ吐きながら無理矢理1晩過ごす。そしてベースキャンプに戻ってレスト。再びC2に行くと今度は普通に過ごせる。で、C3へ。場合によってはC3から頂上へ。今までは何度も往復して1~2ヶ月かかっていた登山を、私たちは数週間で行います。極地法ではありますが、非常にシンプルでコンパクトな方法をとっています。 ○◎ 今、8000m峰を登る人たちのなかでは、普及してきている方法だと思います。
――すばらしいパートナーを得て山の世界が広がった竹内さん。高所登山の登り方の話をもう少し聞かせてください。
第4回「体育」はまったくダメでした(1/2)
――極地法のほかに「アルパインスタイル」という方法があると聞きましたが、それは?
「アルパインスタイル」は、別の場所で順化を済ませ、ベースキャンプに戻らず、高度をあげていき山頂を目指す方法です。そして、本当の意味の「アルパインスタイル」は、「だれの手助けも受けない」というのも要件になります。だれかにルートを作ってもらったり、先行者のトレース(踏み跡)をたどったりせず、自分でルートを見極めて登るということ。アルパインスタイルというのは、自分たちにとっては非常に崇高で条件も厳しいものなのです。ラルフ、ガリンダと、美しいアルパインスタイルで登れた山もあります
・・・・・・・・明日に続く・・・・・
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