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Channel: 【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》
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今日(狂)の狂言 : 07月14日(日曜日) &旅と文化の足跡が野帳

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★ 忘備忘却録/きょうの過去帳・狂 ★

◆ 俺達にも貴族や聖職者と同列に扱えと激昂した商人や弁護士さらには一般庶民が、バスティーユの牢屋を襲って武器を取る(1789年=フランス革命の勃発)。なお、かのコルシカの山師はこの騒ぎに無関心だったとか。    ◆ 昭和の妖怪が血祭りに挙げられるが、その妖怪ともいうべき生命力と悪運故に少し後に殺される人間機関車の様にはならなかった(1960年)。孫のことは・・・・・    ◆ 『ひまわり1号』が米フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられる(1977年)。かくて気象予報士が天気図と睨めっこする時代から衛星写真と睨めっこする時代に。

◎ ◎ エベレスト 幻の初登頂 ◎ ◎

- - - 世界最高峰の初登頂は29年早かった?登山史上最大級の謎を追う - - -

=National Geographic Journal Japan 〉ニュース〉旅&文化〉 ・・・・2020.06.26 / 文=涯 如水 ・・・・

今から100年近く前、英国人登山家のサンディ・アービンとジョージ・マロリーは、エベレストの頂上付近で消息を絶った。二人はエドモンド・ヒラリーとテンジン・ノルゲイが世界最高峰に初登頂した29年も前に、その偉業を遂げていたかもしれない。登山史を覆す証拠を求めて危険な山に挑んだ調査隊は、そこで何を見たのか。

 「やめた方がいい。今の体力では無理だ。やる価値はない」。標高8440メートル、エベレスト北東稜の岩場で彼は言った。

  血走った目でじっと私を見据えているのは、私たちのガイドで、遠征隊のリーダーを務めるジェイミー・マクギネスだ。酸素マスクとサングラスを外した彼の顔は、死人のように血の気を失っていた。

  私たちがいるのは、登山者が大勢いるネパール側とは反対の、中国側のルートだ。GPS(全地球測位システム)で確認すると、目的の場所はわずか100メートルほど下だった。その地点を探れば、登山史上最大級の謎が解き明かされるかもしれない。事前調査で、伝説的な英国人登山家、“サンディ”ことアンドリュー・アービンが倒れ、永遠の眠りに就いた場所である可能性が浮かび上がったのだ。彼の遺体は今もそこにあるのだろうか。  

アービンと、同行していた仲間のジョージ・マロリーは、今から100年近く前、この稜線を下りてくる途中で消息を絶った。エドモンド・ヒラリーとテンジン・ノルゲイがエベレスト初登頂をなし遂げる29年も前に、どちらか、あるいは二人とも、頂上に達したのか。その謎は現在も解き明かされていない。アービンは小型カメラを携行していたとみられる。もしそのカメラが見つかり、頂上の写真が収められていたら、世界最高峰の登頂史が書き換えられることになる。

  私は周囲を見渡した。「イエローバンド」と呼ばれる薄茶色の地層が走っている。その一帯には、雪と岩屑(がんせつ)に覆われた岩棚と岩棚の間に、短い急峻(きゅうしゅん)な崖が並んでいる。4000メートルほど下には、チベット高原の乾燥した大地が蜃気楼(しんきろう)のように見えた。

  この2日間というもの、ろくに睡眠がとれていない。極端な高地にいるため、体は衰弱し、吐き気がしていた。3日前に標高6400メートルのアドバンスト・ベースキャンプ(ABC)を出発して以来、わずかな食べ物をのみ込むのが精いっぱいで、ひと口かじったチョコレートバーは後で吐いてしまった。酸欠になった脳は「横になって、目を閉じてほしい」と懇願していたが、そうしたら二度と目を覚ますことはなくなると、かろうじて残っていた判断力と理性が私を踏みとどまらせた。

  顔を上げると、写真家のレナン・オズタークが尾根を下って、こちらに来るところだった。紫色の細い固定ロープに腕を絡ませている。私たちはこのロープを頼りに尾根を登って、数時間前に頂上に登ったばかりだった。 ○◎  下りてきたオズタークに「どう思う?」と尋ねてみた。彼の胸は大きく波打っている。息を整え、ようやく酸素マスクの向こうから、小さな声が聞こえた。「行くべきだ」

   私はうなずいてハーネスのフックを固定ロープから外し、傾斜した岩棚に足を踏み出した。その途端、ラクパ・シェルパが叫んだ。「駄目、駄目、駄目です!」ラクパは何度もエベレストの登頂に成功している、ベテランのシェルパだ。不安定なガレ場で一歩でも足をすべらせたら、2000メートル下のロンブク氷河まで一気に転落しかねないことを知っている。

  私はラクパに手を振り、「調べたいことがあるんだ。すぐ戻るよ」と言ったが、彼は必死に止めにかかった。「ラクパの言う通りだ」とささやくもう一人の自分がいた。何十年も世界中の山々に登ってきた私には、自分で決めたルールがある。客観的に見てリスクが高すぎると判断したら、決して無理をしないということだ。

  だがこのとき私は、マクギネスとラクパばかりか、自分のルールまで無視した。アービン失踪の謎は、それほどまでに好奇心をかき立てた。

 わずかな痕跡を追って  私はマロリーとアービンがエベレスト初登頂をなし遂げたとする説をずっと前から知っていた。だが、アービンの遺体探しに関心をもつようになったのはわずか2年前。エベレストのベテラン登山家トム・ポラードの講演を聞いたことがきっかけだった。ポラードは近所に住む私の友人でもあり、その数日後に電話をかけてきた。

 以下詳細は⇒ https://thubokou.wordpress.com/2015/10/20/   登山家ジョージ・マロリーの横顔=9節=   

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