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Channel: 【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》
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銀河形成と進化_過程解明/河野孝太郎(09/nx) _学究達=517

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ⰧⰊⰧ Intermiussion/幕間 =狂(きょう)の出来事=平成5年08月04日<ⰧⰊⰧ ◆ 修道士ドン・ペリニヨンが発酵で溜ったガスで澱を取り除くことを思いつき、シャンパンを発明(1693年)。 ◆ 上地令でミソをつけた水野忠邦が、オランダ国王からのカイコクノススメの対処から老中に呼び戻される(1844年)。 ◆ 三木総理が、検事総長の声を聞き分けられない程耳が悪いことが判明(1976年=ニセ電話事件)。一つ誤えると、ロッキード事件が闇から闇へ…。

本日記載附録(ブログ)

ハワイ島のマウナ・ケア山山頂(4,205m)のすばる望遠鏡と並ぶ「ダブル・エース」として

チリのアタカマ砂漠の海抜五千に設置されているアルマ望遠鏡

未知の宇宙空間に穿つ電子観測視点、アルマ電波望遠鏡

このアルマ計画の最初期からかかわり、壮大無限な宇宙空間に対峙する

【この企画はWebナショジオ】を基調に編纂(文責 & イラスト・資料編纂=涯 如水)

東京大学大学院天文学教育研究センター 銀河天文学 河野孝太郎

=宇宙におけるさまざまな天体の形成や進化、特に、活動的な銀河の形成と進化の過程を解明することに興味を持っています=

河野孝太郎(09/mn)

◇◆第4回 こんなにすごいアルマ望遠鏡 =3/3= ◆◇

 もっとも、複数の望遠鏡を組合わせるためには、それぞれの望遠鏡が得た信号を重ね合わせた上で、一つの像に結実させるための膨大な計算が必要になる。現在の32台、当初計画の66台を合成するとなると、ソフト的にもハード的にも、干渉計専用のスパコンといってよい性能が必要だ。

 それらをクリアした上で実現する性能たるや絶大なものがあり、例えば、国立天文台野辺山が出しているパンフレットでは、望遠鏡の解像力を人間の視力に見立てて、このような比較をしている。

 45メートル電波望遠鏡 解像力0.004度(視力4に相当)
 アルマ(完成時の最高性能) 解像力0.000001度(視力15000に相当)

 試験科学運用を開始した翌年から、猛烈な解像度を活かした成果が次々と発表されている。それらは、日本語ウェブサイトのプレスリリースでも確認できる。

 たとえば──

「アルマ望遠鏡が見つけた「惑星のへその緒」──成長中の惑星へ流れ込む大量のガスを発見」(2013年1月)、「アルマ望遠鏡が発見した彗星のゆりかご」(2013年6月)、「アルマ望遠鏡が発見した、赤ちゃん星を包む大きな温かい繭」(2013年10月)、「生まれつつある原始惑星系円盤で劇的な化学変化:かつて太陽系も経験したか?」(2014年2月)といったあたりは、我々の銀河系内の観測だ。惑星、彗星、恒星、いずれにせよ、そのまわりにどんな物質があるのかということも含めて解明している。比較的「近く」の観測に基づいた研究といえる。

 一方で、「ダストに埋もれた銀河の"人口調査"」(2013年5月)、「アルマ望遠鏡が書き換える、星のベビーブーム史──重力レンズ越しに見るスターバースト銀河と観測史上最も遠い銀河での水の検出」(2013年3月)、「アルマ望遠鏡とハッブル宇宙望遠鏡で迫る宇宙初期の巨大天体ヒミコ」(2013年11月)などは、非常に遠くの銀河を対象としており、宇宙の始原に迫ろうとしている。

 アルマは、これまでありえなかった感度・解像度の干渉計(望遠鏡)であり、「ここぞ」というところに向けて観測すれば、なにがしか大きな発見を得られるのではないかというほどの打率を誇っているのである。

“第5回 定説を覆したブラックホールの新たなる謎”に続く・・・・・

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=上記本文中、変色文字(下線付き)のクリックにてウイキペディア解説表示=

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森のなかえ

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