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Channel: 【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》
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銀河形成と進化_過程解明/河野孝太郎(07/nx) _学究達=515

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ⰧⰊⰧ Intermiussion/幕間 =狂(きょう)の出来事=平成5年08月02日<ⰧⰊⰧ ◆ 全世界の変態が大喜びしながらも、無地か縞パンかキャラ入りかで論争しまくるパンツの日。「パン(8)ツ(2)」が認定されるならばと「ハ(8)ーブ(2)」にしてハープの日、ビーズの日、オートパーツの日、帆布の日、ハラスメントフリーの日、ハブの日、云々etc  ◆ 士農工商を廃止して平等を謳った筈の明治政府が、国民を3等級に選別(1869年)。 ◆ 核開発を促す提言書をフランクリン・ルーズベルト大統領が受け取り、(訳も解らずに署名しただけの)アインシュタインが賛成しているなら好いか、と原子爆弾開発にGOサインを出す(1939年)。

本日記載附録(ブログ)

ハワイ島のマウナ・ケア山山頂(4,205m)のすばる望遠鏡と並ぶ「ダブル・エース」として

チリのアタカマ砂漠の海抜五千に設置されているアルマ望遠鏡

未知の宇宙空間に穿つ電子観測視点、アルマ電波望遠鏡

このアルマ計画の最初期からかかわり、壮大無限な宇宙空間に対峙する

【この企画はWebナショジオ】を基調に編纂(文責 & イラスト・資料編纂=涯 如水)

東京大学大学院天文学教育研究センター 銀河天文学 河野孝太郎

=宇宙におけるさまざまな天体の形成や進化、特に、活動的な銀河の形成と進化の過程を解明することに興味を持っています=

河野孝太郎(07/mn)

◇◆第4回 こんなにすごいアルマ望遠鏡 =1/3= ◆◇

 河野さんは、星が好きな少年だったという。

「実は父がすごく影響を与えていまして、小さい頃にある絵本をもらったんですよ。基本的には星座に関するものだったんですが、その中に、当時の私にしてみたらすごく変なことが書いてあったんです。あなたが見てる星の光というのは、すごく過去の星から発せられたものですよ。例えば恐竜時代の光かもしれませんって。当時全く意味がわかんなくてですね。一体これはどういうことなんだと不思議に思ったんです」

 その感覚、とても分かる気がする。

 1億光年離れた銀河から届く光は、1億年前に発せられたもの。「今」その銀河が同じ姿である保証はない。しかし、光より速く移動したり、情報を伝えたりすることはできないのだから、地球上でその星の「今」を知ることはできない。では、この場合「今」って何を意味するのだろう、などと素朴ながら相対性理論の入口に知らず知らず立ってしまう小学生だっているだろう。

「父は天文学に興味があったというよりも、彫刻をやっていて、とにかく美しいものが好きでした。星は、ありていに言って、すごくきれいですよね。夜空を見上げて、きれいで、しかも謎がいっぱいある。父はひょっとしたら芸術の方に進んでほしかったのかもしれないんですけど、私は、星に惹かれてしまって、今に至ったという感じですかね」

 天文学を志す人には、幼い頃みた星空の美しさがひとつの動機付けになっていることがしばしばあると思う。そして、順当に天文学の世界に進んだ河野さんが大学院生だった1990年代の初頭は、ミリ波観測の転換点となる時期だった。河野さんは「運命の出会い」を果たすことになるわけだが、そもそもの話として歴史を辿ってみると、電波で宇宙をみる発想は20世紀になってからのものだ。ガリレオ・ガリレイにさかのぼる光学望遠鏡での観測に比べると格段に若い観測手段だ。

「宇宙電波が見つかったのが、ちょうど第二次世界大戦の前で、通信技術の発展とともに、どうも宇宙からの電波というのは面白いらしいとわかってきました。その中で最初に中性水素、つまり水素原子から出てくる放射の性質が理論的にわかって、オランダとアメリカのグループで観測競争になったんです。初めてそれが検出された時には、『ネイチャー』に一緒に載ったと。こういうのは、なぜか必ず競争になるんですね」

 中性水素の観測は、ミリ波よりもやや長い波長だ。その後、「電波で宇宙を見る」方法が、電波天文学として花開く。日本では、長野県の野辺山宇宙電波観測所に建設された口径45メートルの電波望遠鏡が、1982年から観測を続けている。これは巨大な一つのパラボラアンテナによるものだ。様々な波長に対応しており、ミリ波を観測できる単一の望遠鏡としては世界最大だそうだ。そして、1990年代になると、さらに「大きな」望遠鏡を作れないかという課題が浮かび上がっていたわけだ。のちに「アルマ」に集約されていく「干渉計」の計画を各国が練っており、まさに競争状態だった。

・・・・・・・・明日に続く・・・・・

【参考資料】 : Black Hole(5/6)

Ω ブラックホールは宇宙空間に存在する天体のうち、極めて高密度で、極端に重力が強いため

物質だけでなく光さえ脱出することでがきない天体である。 Ω

理論史: 1/2

ブラックホールの理論的可能性については、18世紀後半に先駆的な着想があった。ピエール=シモン・ラプラスは、アイザック・ニュートンの提唱した光の粒子説ニュートン力学から、光も万有引力の影響を受けると考え、理論を極限まで推し進めて「十分に質量と密度の大きな天体があれば、その重力は光の速度でも抜け出せないほどになるに違いない」と推測した[11]。また、イギリスジョン・ミッチェルも同様の論文を発表した。しかしその後、光の波動説が優勢になり、この着想は忘れられた。

現代的なブラックホール理論は、アルベルト・アインシュタイン一般相対性理論が発表された直後の1915年に、カール・シュヴァルツシルトアインシュタイン方程式に対する特殊解を導いたことから始まった。シュヴァルツシルト解は、時空が球対称で自転せず、さらに真空であるという最も単純な仮定の上での一般相対性理論の厳密解として得られる。アインシュタイン自身は一般相対論で特異点が有り得ることを渋々認めていたものの、それはあくまで数学的な話であって現実には有り得ないと考えていた。

1930年に、インド出身でイギリス本国に留学に来ていた当時19歳のスブラマニアン・チャンドラセカールが、白色矮星の質量には上限があることを理論的に導き出し、質量の大きな恒星は押し潰されてブラックホールになると、ブラックホールの存在を初めて理論的に指摘したが、当時の科学界の重鎮であったアーサー・エディントンがまともに検討することもなく頭ごなしに否定した。

1939年、ロバート・オッペンハイマーとその指導大学院生であったハートランド・スナイダーが、アインシュタインが成功を収めることになった流儀を真似て一つの思考実験を行った。二人は、大質量の星が燃え尽き、突然自重で潰れる時に何が起きるのか自らに問いかけてみたのである。当時、太陽のような軽い星の場合は地球サイズで鉄の密度にまで収縮することが分かっており、より重い星はさらに収縮が進み直径10マイル(16km)程度のボールに収縮すると、フリッツ・ツビッキーウォルター・バーデが仮説を立てていた。オッペンハイマーらは、当時の物理学界を賑わせていた中性子星存在の議論の中で、恒星の崩壊後にできる中性子星の質量には上限があり、超新星爆発の後に生成される中性子の核の質量がその上限よりも重い場合、中性子星の段階に留まることなくさらに崩壊する重力崩壊現象を予言した。しかしオッペンハイマーは、ここまで研究を進めたところで原子爆弾開発を目的とするマンハッタン計画の責任者としてロスアラモス研究所の所長に任命され、ブラックホール研究からは遠のくことになった。

ほとんどの物理学者はこうした説明を何一つとして真剣に受け止めていなかったが、フレッド・ホイルは別だった。突飛な説明をすることにかけては一流であったホイルは、太陽の何百万倍もの超星(スーパースター)は熱核反応ではなく重力によって電波銀河にパワーを供給していると提唱した。そして、超星ほどの巨大な物質の集まりを自重で崩壊させてみれば、その質量の90%までがエネルギーに変換され、クエーサーの燃料となり得ると指摘した。

・・・・・・・・明日に続く

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https://youtu.be/0hvKGud9HcY ==【検証】ブラックホールが地球に急接近したら?!(4/4) =

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=上記本文中、変色文字(下線付き)のクリックにてウイキペディア解説表示=

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森のなかえ

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