ⰧⰊⰧ Intermiussion/幕間 =狂(きょう)の出来事=平成5年01月10日<ⰧⰊⰧ
☆★ 世界で最初のワルプルギスの夜「魔女の夜」(1833年)。 本邦では十日戎。 &so 「賽は投げられた」(alea iacta est)と部隊に檄を飛ばしてユリウス・カエサルがルビコン川を渡りイタリアに侵入(紀元前50年)ことはあまりにも有名である。☆★ 武士のみならず町人・農民の別無く、一定期間兵士となることを義務付けられる(1873年=明治政府が徴兵令公布)。無論、その支払いは戦場での血と生命だったりするが・・・・・・。☆★ 不審な商品に「どくいり きけん」と親切なことをしてくれるキツネ目の男が、キツネ目萌えもしくはキツネ萌えの対象になるかどうかの議論が巻起こり収拾がつかなくなる(1985年=グリコ・森永事件)。
本日記載附録(ブログ)
小惑星イトカワのサンプルを地球に持ち帰った「はやぶさ」
太陽系の形成や進化の謎を探るため、「はやぶさ2」の開発がいま急ピッチで進行中だ
探査機に搭載する観測機器のスペシャリスト、岡田達明教授……
【この企画はWebナショジオ】を基調に編纂(文責 & イラスト・資料編纂=涯 如水)
=太陽系の進化の謎を探るため、探査機に搭載する観測機器のスペシャリスト=
岡田達明(06/mn) ◇◆ 第3回 太陽系の初期の情報を求めてイトカワへ=1/3= ◆◇
岡田さんが「はやぶさ」のために開発したX線分光計は、いったい、どのようなものなのか。
小惑星探査を理解するのにちょうどよいようで、簡単に教えていただいた。
「──まず分光計というのは、スペクトロメーターともいいますが、一番分かり易いのは可視光ですね。要は色で、RGB3原色を分けて見る。物が違うと大抵色も違うし、逆に色が違えば物が違うわけです。その色の違いから、物の組成の違いを調べる。じゃあ3原色じゃなくて、もっと細かく、例えば8つ、あるいは16に分けて見よう、32、あるいは1000で見てみようとしていくと、非常に細かい波長の違いで、物の組成がより詳しく分かるようになる。石であれば含まれている鉱物の種類によって、どこに特徴的な吸収バンドがあるか分かります」
地球から観測される小惑星も、主に可視光で分光してみた結果などをもとにまず体系づけられていた。宇宙からのエックス線は地球の大気に阻まれて地表では観測できないからだ。先に出てきたS型、C型、D型なども、もとはといえば、その観測で分類されたものだ。
「──X線分光の場合も基本は同じなんですけれども、特に見えてくるのは、含まれている構成元素の種類なんです。どの元素がたくさん含まれているか。例えば岩石だったら、主成分はケイ素で、それ以外にマグネシウム、アルミニウム、カルシウム、鉄などがあります。これらを岩石の主要元素と呼ぶのですけれど、それらの多い、少ない、が直接わかるんです。すると、どういう種類の岩石であるか、遠くから観測するだけでわかる。そういうものなんですね」
X線分光を使うと、遠くから観測するだけで岩石の元素組成が分かり種類が分かる。可視光での分光よりも、本質的に個別の元素の存在を見やすいようなのだ。なぜこんなことが可能なのだろうか。
「ちょっと専門的になるんですけど、物質を構成する原子には真ん中に原子核と、周りに電子が回ってるんですね。真ん中の原子核に対して、一番内側の軌道がK殻という軌道。その周りにL殻とかM殻というのがあります。その軌道は元素ごとに決まっていて、安定しているんです。そこに何らかの理由で、例えばX線が当たったり、電子や粒子が当たったりすると、内側の電子が飛び出すことがあります。すると軌道に隙間があくので、外側の軌道の電子が内側に落っこちてくる。それで、軌道の差の分あまったエネルギーが、ちょうどX線に相当する波長で放出される現象(蛍光X線放射)があるんですね」
非常に汎用性が高い方法なので、「はやぶさ」にかぎらず、月探査機「かぐや」にも進化型の機器が搭載され、月表面の観測に一役買った。
・・・・・・明日に続く
…… 参考資料: イトカワ (1/7) ……
イトカワ(糸川、いとかわ、25143 Itokawa)(1998SF36)は、太陽系の小惑星であり、地球に接近する地球近傍小惑星(地球に近接する軌道を持つ天体)のうちアポロ群に属する。
イトカワは近日点が地球軌道の内側に入る、アポロ群の地球近傍小惑星である。地球軌道との最小距離が小さく、半径も160メートルあるため、潜在的に危険な小惑星 (PHA) にも分類されている。スペクトル型からS型小惑星に分類される。日本の小惑星探査機(工学実験宇宙機)はやぶさ (MUSES-C)の目的地に選ばれ、2005年9月からの約1ヵ月半、はやぶさに搭載された可視光分光撮像カメラ、近赤外線分光器、レーザー高度計、蛍光X線分光器の4つの観測機器による詳細な探査が行われた。そして2005年11月には、イトカワ表面の岩石試料を採取して地球へ持ち帰るサンプルリターンを行うため、はやぶさは2度の着陸を行った。
イトカワは平均半径が約160メートル、長径500メートルあまりしかない小天体であり、これはこれまで惑星探査機が探査を行った中で最も小さな天体である[4]。はやぶさは2010年6月に地球へ帰還し、同年11月にははやぶさのカプセルコンテナ内にイトカワの微粒子が多数存在することが明らかとなり、その後イトカワの微粒子についての分析が進められている。
はやぶさによるイトカワの探査と地球へ持ち帰った試料から、これまで知られていなかった小さなサイズの小惑星について様々な知見がもたらされている。まずイトカワの質量と体積から考えて、内部の約40パーセントが空隙であると考えられ、イトカワは瓦礫を寄せ集めたようなラブルパイル天体であると考えられた。またイトカワの分光観測と岩石試料から、イトカワは普通コンドライトの中のLL4、LL5、LL6というタイプの隕石と同様の物質で構成されていることが判明した。
そしてイトカワ表面の物質は宇宙風化を起こしていることが明らかとなり、地球上に落下する隕石の約8割を占める普通コンドライトの多くが、S型小惑星を起源とすることが明らかとなった。
また直径20キロメートル前後の母天体が大きな衝突によって破壊され、その瓦礫が再集積することによって現在のイトカワが形成されたと考えられること、重力が極めて弱いイトカワでは、表面の物質が惑星間空間に逃げ続けていると見られることなどが判明した。
・・・・・・明日に続く
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=小惑星イトカワの姿=
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