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Channel: 【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》
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タイタニック号の処女航海_17/mn ; 歴史深層(017)

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ⰧⰊⰧ Intermiussion/幕間 =狂(きょう)の出来事=平成4年06月14日<ⰧⰊⰧ

☆★ 黒い霧がかかって腐臭が漂っていた東京都議会、自滅・自主解散(1965年)。☆★ 手羽先記念日 : 名古屋市で手羽先店チェーン「世界の山ちゃん」を展開する株式会社エスワイフードが制定。1981年の「世界の山ちゃん」の創業記念日に祈念して。なんのこっちゃ・・・・☆★ 蔵前国技館のIWGPリーグ戦の優勝戦「アントニオ猪木vsハルク・ホーガン戦」の最中に長州力が乱入して大暴れとなり、蔵前警察署が緊急出動する(1984年)。

本日記載附録(ブログ)

「絶対に沈まない」といわれていた豪華客船タイタニックが沈没した

遺物引き揚げ会社が破産、英博物館と民間投資家が買収めぐり対立

【この企画はWebナショジオ】を基調に編纂(文責 & イラスト・資料編纂=涯 如水)

◇◆ タイタニック号、5500点以上の遺物は誰の手に? ◆◇

 1912年4月の極寒の夜、1500人以上の乗客乗員を乗せたまま海へ沈んだタイタニック号は、今も北大西洋の海底に眠っている。米国の民間企業、RMSタイタニック社は、1987年からタイタニック号の遺物回収を続け、船体の一部から食器に至るまで、これまでに5500点以上を集めてきた。(参考記事:「タイタニック 沈没の真実」

 ところが2016年、同社とその親会社であるプレミア・エキシビションズ社が破産申請を行った。そこで気になるのは、タイタニック号の遺物が今後どうなってしまうのかということだ。現在、その遺物を祖国へ持ち帰ろうと、英国にある複数の博物館が協力してこの会社の買収を申請している。

タイタニックの故郷が買収提案

 6月29日に裁判所へ提出された申請書によると、英国立海洋博物館と国立北アイルランド博物館は、向こう数カ月間をかけて1920万ドル(約21億円)を集め、プレミア・エキシビションズ社とそのタイタニック・コレクションを買い取りたいと申し出た。(参考記事:「大富豪はどうやって戦艦「武蔵」を発見したか」

 博物館グループは、タイタニックの遺物を共同所有して保全に取り組む。そして北アイルランドにあるタイタニック造船所の隣に建てられたタイタニック・ベルファスト博物館で、その多くを展示する計画を立てている。プレミア社のタイタニック関連以外の財産は、展示企画会社ラニング・サブウェイに売り渡される。プレミア社の債権者も、この提案を支持している。

 タイタニック・ベルファスト博物館の副会長コーナル・ハーベイ氏は「遺物を永続的に公有物とし、世界中の人々が見られるようにすることが、我々の提案の本質です。そして、あの不幸な出来事によって命を落とした人々に敬意を払いたいと思います。遺物を不適切に扱う人々の手に渡るようなことがあってはなりません」とコメントした。

 また、国立海洋博物館の館長ケビン・フュースター氏も言う。「もしここで買い取って保存しなければ、コレクションはバラバラにされてしまう可能性が高い。そんなことになれば、もう二度と取り戻すことができなくなり、コレクションは永遠に失われてしまうでしょう」

買収を希望しているのは英国の博物館だけではない。6月15日、香港の投資会社パックブリッジ・キャピタル・パートナーズ、米国の未公開株式投資会社アルタ・ファンダメンタル・アドバイザーズとアポロ・グローバル・マネジメント(その資産に、米大手ピザチェーン店やフェニックス大学などがある)を含むプレミア社の既存の株主団体も名乗りを上げている。このほかにも、プレミア社の持分証券所有者を代表する委員会が、遺物をバラバラにして一部を競売にかけるよう提案している。

 7月25日の審問で、裁判所はどの提案を受け入れるかを決定すると見られている。

 1985年にタイタニック号を発見したロバート・バラード氏は、博物館の提案を強く支持している。「英政府とタイタニック・ベルファスト博物館に賛同します。彼らは正しいことをしています」。バラード氏は海洋学者で、ナショナル ジオグラフィックのエクスプローラーである。

遺物の回収に賛否

 タイタニック号の沈没現場から遺物を回収する権利を唯一所有するRMSタイタニック社は、過去に何度も紆余曲折をたどってきた。

 同社は、船の遺産保存を目的として、回収した遺物の保全に取り組んできたという。英国立海洋博物館をはじめ、世界中の博物館が同社のコレクションを展示し、遺物は2500万人以上の目に触れられてきた。プレミア社は現在、米国とカナダの4カ所で展示を行っている。

 博物館や学者たちは以前から、RMSタイタニック社が商業目的で遺物を回収することを批判していた。また、遺物を競売にかけようとして批判を浴びたこともある。

 タイタニック号に関するRMSタイタニック社の権利は、数百年も前の海洋法に基づいている。一般的に、公海での沈没船の回収権は最初にその遺物を海上まで引き揚げた者に帰属するとされている。バラード氏のチームがタイタニックの沈没場所を発見した時、犠牲者への配慮から遺物は何も引き揚げなかった。

 その後、RMSタイタニック社の前身であるタイタニック・ベンチャーズ社は、1985年にタイタニック発見を支援したフランス海洋開発研究所と契約を交わし、船の遺物回収に取りかかった。そして回収権を手に入れ、後にRMSタイタニック社へその権利を引き渡した。

1993~2004年の間に、RMSタイタニック社は回収と調査のため沈没現場を6回訪れた。2010年にはウッズホール海洋研究所とともに現場へ戻り、船の写真を撮り、これまでで最も詳細なタイタニック号の地図を作製した(ナショナル ジオグラフィック協会はこの調査のデータ処理に資金を提供、データに基づいたタイタニック号の地図は、本誌2012年4月号に掲載された)。

旅の終わり

 RMSタイタニック社の回収権は海事裁判所で何年も争われてきたが、2011年、米国の裁判所は1993~2004年の間に回収された遺物の所有権がRMSタイタニック社にあると認める判決を下した。

 ただし、一般的に「アメリカン・コレクション」と呼ばれるこれらの遺物は永久にひとつのコレクションとして保存され、理想的には1987年に回収された「フランス・コレクション」と一緒に保管されるべきであるという条件が付けられた。また、所有者が誰であろうと、遺物の管理維持を行い、研究や一般展示のために利用可能な状態にしなければならないと取り決められた。

 博物館グループは、既にその責任を引き受ける意欲を見せている。2017年、英国立海洋博物館は新しい倉庫と保全施設をオープンした。

 バラード氏は言う。「タイタニック号は米国へ到着した後、また英国へ戻るはずでしたが、それはかないませんでした。もし博物館が遺物を買い取ることができれば、この歴史に幕を引く助けになるでしょう」

文=Michael Greshko/訳=ルーバー荒井ハンナ

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森のなかえ

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