ⰧⰊⰧ Intermiussion/幕間 =狂(きょう)の出来事=平成4年06月11日<ⰧⰊⰧ
☆★ この日が梅雨入りになったりすることが多いってことで、傘の日であるとともに雨漏り点検の日。無意味な語呂あわせで記念日を制定しようとする輩は見習え。☆★ トロイの木馬による被害が世界で初めて確認される。(紀元前1184年=エラトステネスの計算による)。☆★ 南ベトナム統治下のサイゴンで、国産の僧侶とアメリカ産のガソリンによる人間バーベキューが行われる (1963年=)仏教弾圧に抗議して焼身自殺 。
本日記載附録(ブログ)
「絶対に沈まない」といわれていた豪華客船タイタニックが沈没した
発見から30年、豪華客船のこれからを海洋考古学者に聞いた
【この企画はWebナショジオ】を基調に編纂(文責 & イラスト・資料編纂=涯 如水)
◇◆ タイタニック号の故郷ベルファスト ウオーターフロントの旅 =2/2= ◆◇
繁栄、衰退、復活――タイタニック号を生んだ造船所は今も北アイルランドの誇り
造船所の遺産
タイタニック・クオーターには批判的な意見もある。英スコットランド、アバディーン大学の名誉教授で、空間計画を専門とするウィリアム・ニール氏は、タイタニック号の悲劇に対する敬意より商業的利益を優先した開発だと考えている。「タイタニックの名を冠したこの建物はクルーズ船から売り上げを吸い上げており、開発業者にとってはまさに金のなる木です」とニール氏は指摘する。「この場所は近代化への信頼を揺るがした惨事の震源地にあたります。そのように敬意を表すべきでした。ベルファストは開発業者に支配され、浅はかな商業化が本物の記憶に置き換わろうとしています」
北アイルランド、アルスター大学の観光学教授スティーブン・ボイド氏は、造船所は悲劇や論争と深く結び付いているにもかかわらず、ベルファストのアイデンティティーの一部になっていると話す。宗派対立に焦点を当てたパブリックアートが中心だったこの街で、多くの壁画に造船所が描かれ始めている。
「ベルファストには親族が造船所、タイタニック号で働いていたという人がたくさんいます」とボイド氏は話す。「特に街の東側では、それがアイデンティティーの大きな部分を占めています。かつて政治的な壁画が描かれていた多くの壁に、今ではタイタニック号や造船所が描かれています」
これはベルファストのコミュニティーに長く存在した亀裂を修復するための重要な試みだと語るのは英ウルスター大学の歴史学者カイル・ヒューズ氏だ。「(1998年に)北アイルランドの和平プロセスが始まって以来、宗派的、自警団的な壁画から地域文化の明るい面を反映したものに刷新しようという努力が続けられています」。造船所の遺産は「多くの人が本当に良いと思っているものです」
ベルファストのウオーターフロントには今も、勝利と緊張が存在し続けている。歴史の浮き沈みを考えると当然かもしれない。ベルファストに造船所がそびえ立って160年以上が経過した現在も、それらはこの印象的な街に複雑な影を映し出している。
◇◆ 公海に沈むタイタニック号、誰がどう守る? ◆◇
発見から30年、豪華客船のこれからを海洋考古学者に聞いた
ちょうど30年前(1985年)の9月1日、海洋考古学者のロバート・バラード氏は、水深約4000メートルの海底に横たわるタイタニック号を発見するという世紀の偉業を成し遂げた。
世界で最も有名な沈没船の一つであるこの豪華客船が発見されてからというもの、これまで数々の科学調査や遺物収集、観光ツアーが実施されてきた。それに伴ってこの先、船をどう保存していくかという問題が浮上している。
タイタニック号は、カナダ・ニューファンドランド島の南東沖約600キロの公海で沈没した。海事法によると、公海に沈んでいる船の残骸は、どの国も管轄権を持たない。タイタニック号を所有していた会社はとうの昔に消滅しているため、船までたどり着ける機材と専門知識さえあれば、誰でも船へ接近でき、遺物を持ち帰ることも可能だ。
今では沈没現場を訪れた観光客の残したゴミが付近に散乱し、潜水艇が船の上に降りたり衝突したりして船体を損傷させたと指摘する専門家もいる。また、自然現象による船の崩壊も懸念される。特殊な軟体動物が船の木造部分をほとんど食べつくし、微生物がむき出しの金属を蝕み、「ラスティクル(rusticles)」と呼ばれるつらら状の鉄さびを生成している。
法的議論は何年も続いているものの、今のところ大した解決策は見いだせずにいる。タイタニック号はどこへ向かうのか。ナショナル ジオグラフィック協会付き研究者であるバラード氏に聞いた。
――タイタニック号は今後どうなるのでしょう。
船はすでに100年以上の間、海の底に眠っています。おかげで、タイタニック号は水中文化遺産としてユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の保護下に置かれることになりました。
一方、カナダがタイタニック号の沈んでいる海底の領有権を主張 しようとしているようです。現在、ここはカナダの排他的経済水域(EEZ)の外にあるのですが、この水域の延長を申請することは可能です。大陸棚の延長といって、自国の大陸棚が200カイリを超えて延びていることが証明できる場合、200カイリ以上先でも自国の大陸棚として設定できるという規定があります。
タイタニック号は、この大陸棚の上に乗っています。
また、遺物の回収に関しては、もはやコストに合う見返りが期待できなくなっているという現状があります。
――船自体はどうでしょうか? 保存状態は?
船の損傷の大半は、その上に降り立った人間によるものです。船体自体は非常に頑丈で、船首部分の底は海底にしっかり潜り込んでおり、それが船をつなぎとめている状態です。
おそらく船の上部のもろい部分は崩れ落ちてしまうと思いますが、船体自体は、海底に衝突した勢いで船首の底が約27メートルも地中に潜り込んだため、まだまだ持ちこたえると思います。
船を保存する技術はあります。今のままの状態で保存・維持することは可能ですが、問題は誰がそれをやるかです。
――コストが問題なのでしょうか?
そうですね。技術の問題ではありません。ただ、数百万ドルもかからないとは思います。建物を保存・維持するのと同程度でしょう。
初めて船を発見した時、水生生物の付着を防ぐためにピンク色の塗料が塗られた部分には何も付着していないようでした。100年以上経った今でも、塗料は効果を発揮しているのです。ですから、船全体をこの塗料で覆ってはどうかと考えています。そうすれば、船体が崩壊してしまうという事態は避けられるでしょう。
――沈没場所を訪ねるツアー客は?
すでにピークは過ぎました。コストをまかなえるだけの観光客が集まらないのです。この夏は、ひとりもいませんでした。
過去30年間の観光客数を見ても、2004年に私たちが探査に入って以来ほとんどいません。ここ10年間で訪れた人は、おそらく皆無だと思います。
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・・・・・・山を彷徨は法悦、その写真を見るは極楽 憂さを忘るる歓天喜地である・・・・・
森のなかえ
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