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Channel: 【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》
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果てなき宇宙への夢は_学究達=301/高橋有希(10/mn)

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  ⰧⰊⰧ Intermiussion/幕間 =狂(きょう)の出来事=平成4年03月12日<ⰧⰊⰧ

☆★ スイーツの日。この日の存在自体がスイーツ (笑)だと思う。 冗談は置くとして、死刑が戦後憲法の下でもO.K.というお墨付きが最高裁判所で下る(1948年)。☆★ 「モスバーガーがいいね」と君が言ったから3月12日はモスの日(1972年)。 &so、 「三蔵法師が妖怪に食べられる」ドラえもん映画が封切り(1988年)。☆★ バーミヤーン巨大石仏の破壊(2001年)でターリバーンの悪名は世界にとどろき、へきへきしたヤンキーたちが故郷に帰る道を探り始めた。

本日記載附録(ブログ)

2012年5月、国際宇宙ステーションに補給物資を届けた宇宙船。開発したのは宇宙ベンチャー企業、SPACE_X社

物資だけでなく、将来的には宇宙飛行士を運ぶ計画もあるという。このSPACE_X社で働いていた日本人エンジニアがいた

【この企画はWebナショジオ_【研究室】_「研究室」に行ってみた】を基調に編纂(文=川端裕人/写真=藤谷清美 & イラスト・資料編纂=涯 如水)

◇◆ 高橋有希(10) /  第4回 民間の宇宙船で宇宙に行きたい =2/2=◆◇

 スペースシップワンは、知る人ぞ知る、著名な民間宇宙船である。2004年9月29日、10月4日に、到達高度100キロメートル超の有人飛行に続けて成功した。この成功で、民間宇宙船開発への賞金制度「アンサリXプライズ(ANSARI X PRIZE)」を受賞し、賞金1000万ドルを獲得した。

そして、その母港があるモハベの空港は、米国ではじめて商業宇宙輸送機が宇宙飛行を達成した商業スペースポートで、現在、宇宙ベンチャーの中心地のひとつになっている。高橋さんの大学院時代はまさにその民間宇宙産業が育ちつつあった時代と重なっていたのだ。

「そういうこともあって、普通のNASAの宇宙飛行士になるより、民間の宇宙船で宇宙に行きたいなと思い始めたんですね。だから大学院の後は、絶対に民間宇宙の企業に入りたかったんです。特に有人飛行を視野にいれているところ。スペースX、ヴァージン・ギャラクティック、もう1つブルーオリジンというところを考えてました」

 スペースX社は連載の冒頭でも紹介した。NASAの委託で物資を国産宇宙ステーションに運ぶ実務をすでに請負い成功させている、民間商業宇宙企業のトップランナーだ。CEOは、インターネット決済の大手Paypalを立ち上げたイーロン・マスク氏。

 ヴァージン・ギャラクティック社は、その名からも分かるように、ヴァージン・レコード、ヴァージン・アトランティック航空など巨大企業群を束ねる、リチャード・ブランソン氏の会社。Xプライズを受賞したスペースシップワンを元にした、スペースシップツーで宇宙観光事業を展開しようとしている。

 ブルーオリジン社は、Amazon.comのジェフ・べゾス氏が設立した民間宇宙企業で、やはり有人宇宙飛行の計画を持っている。NASAも契約候補にリストアップしており、資金援助している。

 イーロン・マスク、リチャード・ブランソン、ジェフ・ベゾス……いずれも立志伝中の人物といっても過言ではない。それぞれ、宇宙開発とは関係ない局面で知られてきたビジネスパーソンである。彼らがこぞって民間宇宙開発に入り込んでくるのは、何も酔狂ではなく、そこに夢だけではない確かなビジネスチャンスがあるからだ。

「結局、2011年にスペースXに就職したんですが、実をいいますと、それは結構、偶然でした。卒業する前の夏に、シリコンバレーで開かれるスペースフロンティアファンデーション(SFF)主催のニュースペース学会──「ニュースペース」というのはSFF創設者がネーミングした民間の宇宙の活動のことなんですが、その学会にボランティアとして参加したんです。すると、ボランティアのために、スペースXのリクルーターたちがプレゼンテーションしてくれて、そこでそのリクルーターの人と話したら、レジュメを送ってくださいって言われて……だから、他のところを受ける前に、スペースXの話がどんどん進んでいったんです」

 ボランティアでもなんでも、興味あるところに自主的に顔を出すところから、話が転がり始める。実に米国らしいエピソードだ。高橋さんの順調すぎるように見える軌跡の背後には、好奇心をむきだしにして突っ込んで行く勢いがある。これまで触れなかったけれど、宇宙に関係する学生団体などにどんどん参加しており、そういった積極性が物を言っていることは見逃せない。

 高橋さんはスペースX社に入社、そして2012年5月、はじめての民間宇宙船による国際宇宙ステーションへの補給物資輸送の成功を「社員」として目の当たりすることになる。

次回は“第5回 ふたたび開かれた宇宙への扉”に続く・・・

■□参考資料: スペースX (SpaceX) □■

スペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ(Space Exploration Technologies Corp.)、通称スペースX (SpaceX) は、カリフォルニア州ホーソーンに本社を置くアメリカ航空宇宙メーカーであり、宇宙輸送サービス会社である他、衛星インターネットアクセスプロバイダでもある。火星の植民地化を可能にするための宇宙輸送コストの削減を目的に、2002年にイーロン・マスクによって設立された。SpaceXは、いくつかのロケットのほか、宇宙船ドラゴンや衛星スターリンク衛星インターネットアクセスを提供)を開発している。

スペースXは、民間企業として初めて有人宇宙飛行を成功させた企業である。クルードラゴン2011年に退役したスペースシャトル以来の、アメリカでは5機目の有人宇宙船になる。2020年12月現在、スペースXはアメリカ航空宇宙局 (NASA) とのパートナーシップのもと、国際宇宙ステーション (ISS) への貨物補給ミッションを20回実施している他、2020年からは有人ミッションも実施している。

またスペースXは世界で初めて商用ロケットの再使用を成し遂げたことでも知られている。ファルコン9ロケットは2015年に初の垂直着陸を達成した後]2017年からは実際に回収したロケットが再使用されており、既存の使い捨て型ロケットと比べて半分以下のコストでの打ち上げを実現している。打ち上げコスト低減を活かし、衛星インターネットスターリンクにも参入しており、2020年には世界最大の衛星コンステレーション事業者となっている。

2021年現在は、惑星間宇宙飛行を見据えた超大型ロケット/宇宙船のスターシップを開発中である。スターシップは、スペースXが進める火星植民計画の要となる他、衛星打ち上げ市場に置いても既存のファルコン9/ドラゴンを置き換えるものとなる計画である。スターシップは完全に再利用可能なロケットとして計画されており、2020年代初頭に予定されているデビュー時には史上最大のロケットとなる。

歴史: 2002年イーロン・マスクによりカリフォルニア州エルセグンドで設立される。設立時には、同年に買収された宇宙開発大手のTRW社から、ロケットエンジン開発に携わっていたトム・ミュラーとそのチームが合流している。

2006年NASA国際宇宙ステーション (ISS) 物資補給のための打上げ機の設計とデモ飛行を行う商業軌道輸送サービス (COTS) を契約した。2008年に小型ロケットのファルコン1で初めて軌道に到達し、2010年12月には中型ロケットのファルコン9ドラゴン宇宙船によるCOTSデモ飛行を行い、民間企業としては世界で初めて軌道に乗った宇宙機の回収に成功した。2012年にはISSに民間機として初のドッキングも成功させ、補給物資や実験装置を送り届けた。

2014年には、NASAと有人型のドラゴン宇宙船の開発とデモ飛行を行う宇宙飛行士の商業乗員輸送開発 (CCDev) プログラムを契約した。2020年5月に再び民間企業として史上初となる有人宇宙船の打ち上げ並びにISSドッキングを成功させた。

またその間の2015年には、ファルコン9の第1段により、世界初となる衛星打ち上げロケットの垂直着陸を達成した。2017年からは他社に先駆けてロケットの再使用を実施している。2018年には大型ロケットのファルコンヘビーも運用を開始しており、民間の宇宙船を初めて太陽周回軌道にも打ち上げた。

2016年には、これまでユナイテッド・ローンチ・アライアンス社の独占状態にあった米軍事衛星の打ち上げ市場への初参入も果たしている。スペースXは民間による火星探査移民構想も掲げており、2016年にはそのための輸送システムであるインタープラネタリー・トランスポート・システム(後のスターシップ)を発表した。

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◆ 初の民間人宇宙旅行が成功 無事に帰還 ◆

動画のURL:  https://youtu.be/XxghifpKr2E  

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・・・・・・山を彷徨は法悦、その写真を見るは極楽  憂さを忘るる歓天喜地である・・・・・

森のなかえ

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