☆★ パナマ運河が開通(1914年)。南米飛ばしの時代の幕開けであると共に、運河周辺がアメリカ合衆国の主権下に置かれ当のパナマは・・・・・・☆★ 大川周明やら北一輝やらに影響された、意識高い系の軍人がクーデターを起こし、ダルマや前の総理など政治家や軍首脳を血祭りに挙げる(1936年= 二・二六事件)。なお現職総理は何とか隠れ果せたものの、影武者の秘書が犠牲になったとか。☆★ 靴のコレクターであったフィリピンの独裁者夫妻が、軍人ばかりか一般市民からもブーイングの嵐の中で国を追われることに(1986年)。 &so、世界貿易中心で爆弾が吹っ飛び死傷者が多く出た(1993年=ニューヨーク世界貿易センタービル爆破事件)。ものの、8年後に起きた出来事に比べればまだ些細なことだった。
本日記載附録(ブログ)
2012年5月、国際宇宙ステーションに補給物資を届けた宇宙船。開発したのは宇宙ベンチャー企業、SPACE_X社
物資だけでなく、将来的には宇宙飛行士を運ぶ計画もあるという。このSPACE_X社で働いていた日本人エンジニアがいた
【この企画はWebナショジオ_【研究室】_「研究室」に行ってみた】を基調に編纂(文=川端裕人/写真=藤谷清美 & イラスト・資料編纂=涯 如水)
◇◆ 高橋有希(04) / 第2回 「月の南極」から「地球の南極」へ =2/3= ◆◇
なお、高橋さんが日本で読んだホーキングの本は、宇宙の起源にかかわる、いわゆる宇宙論に関するものだ。ベストセラーになったので買った方も多いと思うのだが、背景知識がある程度ないと途中で置いて行かれる。しかし、行間に夢が詰まっている。高橋さんは、今でもその本の影響を語るくらいで、宇宙の起源の研究や宇宙論への興味も少年時代から続いていたのだった。
望遠鏡の名前はBICEP(バイセップと読む。Background Imaging of Cosmic Extragalactic Polarization)、ビッグバン後の宇宙の急膨張「インフレーション」の証拠を見つけるための研究だったそうなのだが、細かい点はのちに戻ってくることにして、話を先に進めたい。
「──なぜ、南極なのかといいますと、僕たちが求めていたのは、すごく微弱なシグナルなので最適な条件が必要だったんです。カメラと同じように、露出をできるだけ長く、素子もできるだけたくさん使って。観測していたのは、ミリ波という電波なんですが、電子レンジと同じで水分があると吸収されちゃいます。だから、できるだけ乾いている所のほうが観測にとってはいいんですね。南極は地上の中でもすごく温度が低いので、その分乾燥してるんですよ(註:気温が低いと空気中に存在できる水蒸気も少なくなる)」
「──しかも南極点の場合、標高が2800メートルもあるんです。だからミリ波にとって、地球上で一番空気が透明な場所と言っていいんです。さらに、2月から10月まで南極の冬の期間はほとんどずっと夜です。真上にある天の南極を中心に宇宙がグルグル回るだけで、地平線の下に消えることがない。つまり、宇宙のある場所を観測しようとしたら、その間、ずっと見えるところにあって、追尾しつづけることができるんです」
南極点というのは、様々な意味でプロジェクトにとって最適な場所だったのである。
1度目の南極行きは、2005年。ニュージーランド南島のクライストチャーチから、まずはマクマード基地に入り、さらに南極点のアムンゼン・スコット基地に飛んだ。これは、2008年まで4年連続でお決まりのコースとなる。
マクマード基地は南極大陸最大の研究拠点であり、この連載にも登場いただいたペンギン研究の塩見こずえさんのように、海外の研究者が滞在することがよくある。一方、南極点のアムンゼン・スコット基地は規模の問題から、やはり狭き門だ。南極点での体験について日本語で語ってくれる存在として、高橋さんは貴重だろう。夏でもマイナス数10℃になる土地での苦労はいかばかりだったろう。
「──僕は正直言うと、すごく楽しかったんです。毎回すごく行きたくて(笑)。だから他のチームメンバーと比べて長く行きました。まあ、苦労といいますと、南極にいる時間はとても貴重なんですね。やっぱり南極まで行くのにすごくお金がかかるし。だから南極にいる間はできるだけたくさん働く。それも、できるだけ効率よく。睡眠もかなり削って頑張ってやってましたね」
・・・・・・明日に続く・・・
■□参考資料: 天体物理学 (2/3) □■
天文学はアイザック・ニュートンが『プリンキピア』を出版した後、航海術の分野に変化が起こった。1670年頃から、近代的な緯度測定器具と当時最高精度の時計を用いて、世界中で自分の位置が測定されるようになったのである。航海の必要性が高まるにつれ、より高精度の天文観測や観測器具を求める動きが次第に増してきた。この流れを背景にして、天文学者はより多くの質の良い観測データを得るようになった。
19世紀の終わりには、太陽の光を分光すると多数のスペクトル線(光が弱い、またはほとんど見られない領域)が見られることが発見された。実験室で高温のガスを分光すると同じような線を見ることができ、各々の線はそれぞれ一種類の元素に対応している。この方法によって、太陽のスペクトルに見られる元素(主に水素)と同じ元素が地球上にも存在していることが証明された。実際、ヘリウムは、まず太陽のスペクトルの中から発見され、後になって地上で見つかった。ヘリウム (Helium) という名前はここに由来している。20世紀には、天文学や実験物理学の実験・観測結果の理解に必要な量子物理学が出現したことによって、分光分析学(上記のようなスペクトル線を研究する学問)が発展した。
観測天体物理学
多くの場合、天体物理学的な物理過程は地球上の研究室では再現できない。しかし、電磁波のスペクトル全体を見渡せば、膨大な種類の天体を見ることができる。これらの天体からデータを受動的に集めることによって研究を行うのが観測天体物理学の目的である。
天体物理現象を研究するのに必要な装置や手法には様々なものがある。現在関心を持たれている天体物理現象の多くは、非常に先進的な技術がなければ研究できなかったり、ごく最近まで現象自体が知られていなかったものである。
天体物理学の諸分野
天体測光学 / 天体分光学 / 理論天体物理学 / 恒星物理学(太陽物理学,恒星大気物理学,恒星内部物理学,恒星進化論) / 宇宙空間物理学 / 電波天文学 / X線天文学 /γ線天文学 / 重力波天文学 / ニュートリノ天文学 / 宇宙論
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◆ アムンゼン・スコット南極基地でのBicep2 ◆
動画のURL: https://youtu.be/jq-OvV-XHdc
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・・・・・・山を彷徨は法悦、その写真を見るは極楽 憂さを忘るる歓天喜地である・・・・・
森のなかえ
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