☆★ きゃあ!顔はやめてぇー!!と悲鳴を上げながら、大日本帝国海軍のアイドル・那珂ちゃんが引退に追い込まれる(1944年)。☆★ 横浜市の聖母の園が火の海となり、98人ものお婆さんが聖母マリアの許へと召されることに(1955年)。☆★ ヒトラーのカブトムシがアメリカの丁車を繁殖数で上回り、ヒトラーとも御縁があったフォードがあの世で歯痒い思いをすることに(1972年)。
本日記載附録(ブログ)
睡眠はとても日常的な「行動」だ。誰だって毎日眠る。当たり前の睡眠なのに、日本人の5人に1人が問題を抱えている
何が問題なのか。どうすればぐっすり眠れるのか ??⁈ その答えを国立精神・神経医療研究センター三島和夫が明かす
【この企画はWebナショジオ_【研究室】_「研究室」に行ってみた】を基調に編纂(文=川端裕人/写真=藤谷清美 & イラスト・資料編纂=涯 如水)
◇◆ 三島和夫(29) / 第12回 寝過ぎもダメ!なこれだけの理由 =2/2= ◆◇
では、この「深い睡眠」がどれだけ取れるか、また中途覚醒なくじっくり眠れるかが「よい睡眠」の尺度になりうるかというと、どうもそうはいかないらしい。
「例えばですね、高齢者に特殊な薬を飲んでもらうと、若者並に深い睡眠が増えるんですよ。これが睡眠を改善するかもしれないという理論に基づいて、投与した海外の研究者がいたんですが、たしかに、脳波は徐波睡眠が増えたんです。つまり深い睡眠です。これはしめしめと私は思いました。でも、実際には評判が悪くて。朝起きた時に、『ぐっすり眠れたか』と聞くと、『全然眠れなかった』と答えたというんです」
そんなわけで、今のところ、「よい睡眠」の絶対的な指標はないと思っていた方がよいらしい。
朝すっきり目覚められて、日中に眠くならず、パフォーマンスがよい、という主観的な判断になる。もっとも、そういう人は、きっと睡眠について深く思い悩んだりしないだろうとも思うのだが。
もっとも、日中のパフォーマンスは、ある程度測定できる。
「一番眠気と連動してわかりやすいのは、チョイスリアクション、選択的な反応と言いまして、例えば2:8の割合で低い音と高い音を出して、高い音のときだけ即時にボタンを押すとかですね。あと、記憶関係、ワーキング・メモリーといって、例えば、3、2、4、7、8、7というふうに数字を次々と記憶していって、1つ前ですとか、2つ前の数字を押してもらう。いわば脳トレみたいなものですが、この世界では昔から使われています。こういった測定をすると、睡眠時間が短い人は顕著に反応が遅くなったり、間違いが多くなったりします」
連続17時間起き続けていると、課題対応能力が酒気帯び運転レベル(血中アルコール濃度 0.05%)と同程度まで低くなるという報告もあるそうで、やはり、眠らないのは良くないことだ。あまりにも当たり前すぎるが。
一方、眠り過ぎも何か悪そうである、と薄々気づいている人も多いかもしれない。
「なにかの事情で夜遅くなって、明け方に眠って、昼頃に1回目覚めても、何かもうちょっと眠りたくて、2度寝して、気づいたら夕方で、起きてからボーッとして、やっと目が覚めるのが深夜になってからで……また同じことの繰り返し、みたいなことを経験したことがある人は結構いると思うんです。睡眠慣性という言葉がありますが、結構これやっかいで、目覚めた後に残眠感がある。目覚め感がよくない、すっきりと目覚めない状態が続きます」
眠りが浅くなったときにタイミング良く目覚めるといいのだが、2度寝をすると短めでも再び深めの睡眠が出てしまい、そこで起床すると睡眠慣性が生じるそうだ。長い昼寝からの目覚めが悪いのも同じ理屈。
この話を聞いた時、ぼくはドキッとした。2度寝による睡眠慣性という言葉のリアリティたるや、かなり心当たるフシがある。
「寝だめができないっていう根拠のひとつがこれなんです。今日は暇だから6時間ずつ2度寝して12時間眠りました、と。でも、それが心地よさにもつながらなければ、翌日の睡眠不足に耐える力にもつながらない」
さらに、眠りすぎると、抑うつ的になる不思議な現象も見られるという。
「長時間睡眠の後の気分の悪さっていうのは独特で、長く寝て時間を無駄にして落ち込むとかいうんじゃないんですよ。まだはっきりとはメカニズムがわかってないんですが、睡眠を取り過ぎること自体が、ちょっと抑うつをもたらすと言われています。うつ病のときに眠れないとうつのリスクが増えるのを考えると逆説的なんですが、基本的には長く眠りすぎると抑うつ、断眠(徹夜)は気分をもちあげる効果があるんです。特に深い眠り、徐波睡眠をとり過ぎると、うつ傾向が強くなるといわれています。うつ病のときに睡眠時間が短くなったり、深い眠りが減るのは、自己調節して治癒しようとしているという考え方をする学者もいるくらいです。深い眠りを減らして、気を晴らそうとしている、と」
このあたり、睡眠学が明らかにしてきたことの中で、最も悩ましい部分かも知れない。
三島さんいわく──
「惰眠をむさぼるのは、もういいことは何もないっていうことですね。十分な休養をちょっと越えると、かえって副作用が出るという、見極めが難しく、紙一重なんです」
本当に悩ましい。
次回は“果てなき宇宙への夢・高橋有希”に続く
■□参考資料: 睡眠健康講義 = 3歳までに睡眠リズムを = □■
日本人は寝るために飲酒(寝酒)する人の割合が先進国の中でも最も多いようです。アルコールは寝付きを改善しても、深睡眠を減らして睡眠の質を悪化させる作用があります。
不眠の人が眠くなるほどの量を飲み続けると、次第にアルコール耐性が上がり、量も少しずつ増えてアルコール依存症になりやすくなります。不眠を解決するために飲酒に頼るのは危険です。睡眠薬よりも寝酒のほうが危険は少ないと誤解している人も多いですが、不眠には薬物療法のほうが安全です。
しかし、沖縄の長寿者には少量の飲酒を嗜む人が多く、適度な飲酒は長寿につながるというデータもあります。アルコールは寝酒としてではなく、寝る一時間ほど前までに適量を楽しむのが良いようです。
ニコチンは交感神経の作用を高めるので身体が軽い緊張状態になります。つまり、寝付きを悪くし中途覚醒が多くなるのです。寝たばこをする人は、気分を落ち着かせるつもりでやっているはずですが、実際は逆の作用で睡眠の質を悪くしています。
成人以後に良い睡眠をとれるようにするには、三歳ごろまでにきちんとした睡眠リズムを確立することが大切です。1995年の調査では、幼児が夜十時以降に寝る割合は40%前後となっています。小さいときから「宵っ張りの朝寝坊」にすると、将来、睡眠障害を起こす原因となります。子どもは大人の生活に合わせずに、遅くとも夜十時までには寝て十分な睡眠時間を確保するようにしましょう。
また、保育園児の画一的な長い昼寝は、夜間の眠気を抑えるという指摘もあります。夜間、寝付きの惑い園児についてはその個人差にも配慮したほうが良いでしょう。
さて、小学校高学年ではかなり夜型化が進んでおり、睡眠不足で授業中に居眠りする児童が30%にもなるようです。中高生にもなると、睡眠時間はさらに短くなります。睡眠が足りず、学校から帰宅後夕方に仮眠を取るため、夜はさらに寝付きが悪くなるという悪循環を繰り返します。
ゲームや携帯電話、メールなど、どんな理由であっても子どもが夜更かしを始めたら、すでに問題が起こっています。夜更かしの結果、遅刻や不登校などが始まってから対処しようとしても手遅れとなります。
日中、眠気があるのなら、一時間は多く眠るように就寝時聞を早めましょう。睡眠の習慣は一生を左右するともいえます。大人は自分自身の睡眠だげでなく、子どもの睡眠にも気を配りましょう。
出典:名嘉村 博 「良い眠り 良い人生 16」 『琉球新報』 2008年8月12日
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◆ 【睡眠講座】質のよい睡眠を確保し、休養をしっかりと(パートⅡ) ◆
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・・・・・・山を彷徨は法悦、その写真を見るは極楽 憂さを忘るる歓天喜地である・・・・・
森のなかえ
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