☆★ 西郷隆盛とそのゆかいな仲間たちが、明治維新Ver.2.0を実現すべく鹿児島を後にする(1877年=西南戦争開戦)。☆★ アメリカ軍がイタリアで文化財を破壊(1944年=モンテ・カッシーノの戦い)、自分たちが焼かれなかったのはただの気まぐれと全京都が恐怖した。☆★ 国民に馬鹿が増えたため、イギリスはポンドを12進法や20進法から10進法の単純なものに(1971年)。
本日記載附録(ブログ)
睡眠はとても日常的な「行動」だ。誰だって毎日眠る。当たり前の睡眠なのに、日本人の5人に1人が問題を抱えている
何が問題なのか。どうすればぐっすり眠れるのか ??⁈ その答えを国立精神・神経医療研究センター三島和夫が明かす
【この企画はWebナショジオ_【研究室】_「研究室」に行ってみた】を基調に編纂(文=川端裕人/写真=藤谷清美 & イラスト・資料編纂=涯 如水)
◇◆ 三島和夫(28) / 第12回 寝過ぎもダメ!なこれだけの理由 =1/2= ◆◇
8時間睡眠が理想、というのはよく聞く俗説。体内時計25時間説が、過去の研究で正当だった時代があるのに対して、こちらはなぜそう言われるのか三島さんも知らないという。睡眠についての既存の教科書にもそのようなことは書いていない。しかし、なぜか「もっともらしい話」として流通してきた。
それに対して、現在の睡眠学の常識は、「必要な睡眠時間は年齢によって違い、また、同じ年齢でも個々人によって違う」だ。たとえば8時間睡眠がしっかり必要で、なおかつそれくらい眠ることができるのは10代なかばくらいまでで、40代で7時間台の前半、70代になると正味6時間くらいが平均だそうだ。そして、くどいようだが、平均はあくまで平均で、それを中心に個々人の違いがある。
結局、我々は、個々人として、何時間くらい眠るのが適切なのだろうか。 実は、人がどれだけ眠っているかという研究はたくさんあって、それらを年代別に見ていくと、相当ばらつきはあるにせよ「平均」についてはある程度分かる。
とはいえ、こと自分自身の睡眠については、平均では語れない。 では、自分のある日の睡眠が良いものだったかどうか、測る客観的な尺度はあるのだろうか。
「それが実は、わからないんです。それがわかったら、大騒ぎになるくらい。結局『いい睡眠』って何だっていう定義の話になるんですけども」 つまり、はっきりした尺度はなく、それどころか「いい睡眠」の客観的な定義もはっきりしない、と。
「まあパッと考えたときに、若いときにはやっぱりよく眠れるから、若いときがいい睡眠だとします。すると、年をとってきたときの睡眠っていうのは老化した睡眠。変わるところは、深い睡眠(SWS、徐波睡眠)がまず減る。それから中途覚醒の回数が増える。朝の目覚めが早くなる。これは基本3大特徴なんですね。深い睡眠っていうのは、これは大脳が進化した動物に初めて出てきた睡眠で、入眠して最初のうちにガーッととって、後は出てこなくなるものなんです」
ここで、睡眠の種類について簡単に。 レム睡眠とか、ノンレム睡眠といった言葉をよく聞く。 眠っている人の脳波を測るようになって、眠りにもいろいろ種類があると分かってきた。1950年代には、レム・ノンレムの違いが指摘されていたようだ。
素人としてのぼくは、レム睡眠は夢をよく見る睡眠(体は休んでいるが脳は活発)、ノンレム睡眠は夢を見ない睡眠(脳が休んでいる)というくらいの認識を持っていた。レム睡眠のREMとは、Rapid Eye Movement、眼球が素早く動くことを意味しているのも聞いたことがあった。
こういったことから、ぼくはレム睡眠は浅い眠りで(だから脳が活発で夢を見る)、ノンレム睡眠は深い眠りである、というふうな単純な理解をしていたように思う。
寝付くとまずガツンと深くノンレム睡眠の状態になり、その後周期的に浅いレム睡眠がやってくる、というふうに。
しかし、これは2重か3重くらいに間違いであるようだ。
第一の間違いは、レム睡眠で夢を見ている状態だからといって、眠りが浅く目覚めやすいというわけでもないということ。むしろ、ノンレム睡眠の浅い状態の方が目覚めやすいらしい。
さらに、驚くべきことに、これらの睡眠は、まったく別種のものだと捉えた方がよいという。
三島さんの説明はこんなふうだった。「みなさん、レム睡眠もノンレム睡眠も、同じ睡眠というので、仲間のように思ってらっしゃるんですが、全く違うんです。ノンレムの深い睡眠は、前にもお話ししたかもしれませんけれども、大脳が大きく進化した動物に初めて出てきたものです。砂時計型といいまして、最初のうちにガーッととって、必要な分がとれれば、砂時計が全部落ちたみたいに後は出てこなくなる、そういう睡眠なんです。一方、レム睡眠は、原始的な睡眠。体内時計の周期で決まっているんですよ。だから90分置きくらいに結構規則正しく出て、なおかつ、明け方から午前中にかけて一番増える」
なお、何度か三島さんも述べていた「徐波睡眠」というのは、この「深い睡眠」のことである。脳波が2ヘルツ以下(1秒間に2回以下)のゆっくりした脳波が主体となる状態で、いかにも「深い睡眠」というかんじがする。
・・・・・・明日に続く・・・
■□参考資料: 睡眠健康講義 = 寝ないと脳の働き低下 = □■
睡眠や睡眠様の静止化の状態(行動睡眠)は、あらゆる生物にみられる普遍的な現象です。動物はどんな寝相や方法であれ、睡眠をとるようになっています。しかし、なぜ寝ないといけないのでしょうか。人間も人生の約三分の一を睡眠に費やしますが、これは無駄なことでしょうか。
睡眠は、目覚めている聞に生じた体の疲労をとるためと思われがちですが、動かずに安静にした方が、睡眠よりエネルギーの消費量は少ないのです。安静だけでは、単純な身体運動能力は回復しても、疲労感や思考能力など脳の働きは回復しないことが明らかになっています。身体疲労は安静でとれても、脳の疲労は寝ないと回復しないわけです。人間や動物の実験結果などから近年、 睡眠の主な目的は「脳の休息」との考えが有力です。
睡眠の役割を知るため、眠らせないとどうなるかをみる「断眠実験」があります。これには、連続して寝かせない方法(完全断眠)と、一日の睡眠時聞を短くする方法(部分断眠)があります。人間の完全断眠実験で最も長いのは、ギネスブックにも載っています。1964年、米国の高校生ランディー・ガードナーが 医師や友人の支援の下で行った実験がそれで、記録は264時間12分(約11日)です。
断眠開始後、日がたつにつれ集中力が低下、情緒が不安定になり、幻覚が出現しました。運動機能に大きな異常はみられませんでしたが、言語は不明瞭になり、簡単な計算が困難になりました。最後は無表情となり、 観察者が刺激を与えないと数秒でも寝てしまう状態(マイクロ睡眠)が現れ、実験は中止しています。
実験中断後は、いつもより約七時間長い十四時間四十五分寝て、その後は二日程度で元の状態に回復しています。十四日間、毎日二時間少なく寝かせる部分断眠の実験では、認知能力、作業能力が、三日間連続して寝なかったグループと同程度にまで低下しました。しかし、本人は能力が低下したという自覚がほとんどなかったということです。
日常生活でも、睡眠不足が進むと、気分や感情、認知能力などがすべて低下します。抑うつ的になるなど、幸福感も低下します。これらはすべて脳の働きであり、寝ないと脳の働きが悪くなるという証拠です。
出典:名嘉村 博 「良い眠り 良い人生 9」 『琉球新報』 2008年6月24日
○○-----○○-----○○-----○○-----○○
◆ 【睡眠講座】質のよい睡眠を確保し、休養をしっかりと(パートⅠ) ◆
動画のURL: https://youtu.be/kbbKFxqgm_Q
・・・・・・・・・・☆・・・・・・・・・・・
=上記本文中、変色文字(下線付き)のクリックにてウイキペディア解説表示=
・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・
前節へ移行 : https://blog.goo.ne.jp/bothukemon/e/7f8e5a693763a5e8c48efb020f102396
後節へ移行 : http://blog.goo.ne.jp/xxxx/291/xxx
----------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい--------------
【喜色一笑;歴史自講】 :https://hourou8855desu.seesaa.net/
【浪漫孤鴻;時事自講】 :http://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/
下線色違いの文字をクリックにて詳細説明が表示されます=ウィキペディア=に移行
================================================
・・・・・・山を彷徨は法悦、その写真を見るは極楽 憂さを忘るる歓天喜地である・・・・・
森のなかえ
================================================